『小さく作るのも省エネです!』家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第5回

快適で経済性にも優れた家づくりには、UA値だけではなく無駄のない建物規模という視点も必要です。

 

 

いつも読んでいただいて

ありがとうございます。

 

 

埼玉県北本市で

『学んで楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”

 

蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

 

こんなお家つくってます。

北本市  M邸 リビング(2011年竣工)

 

 

≪30年後も、しみじみ

「良い家だ」と思える家づくり≫

 

を味わって貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が552回目です。

 

 

いよいよ今日から

大型連休が始まりましたね。

 

多くの会社さんが

今日から5月6日までの

10連休とされているようです。

 

ちなみに蓮見工務店は

暦どおりで

 

明日、明後日と連休させて貰い

 

30日~5月2日は営業

 

3日~6日までを4連休

とさせていただきます。

 

 

個人的には、お出掛けの予定はなく

近場をウロウロしたり

 

5月4日は、父の命日なので

お墓参り

 

あとは、溜まっている仕事を片付けたり

デスク周りの整頓を

徹底的にやりたいなと思っています。

 

 

年末の大掃除から4ヶ月で

かなり不要なものが溜まっていますので

この連休期間にスッキリさせたいです。

 

あとは、お盆休みあたりに

整理するというのが

毎年恒例な感じです。

 

 

今年のGW期間中は

おおかた天候にも恵まれそうなので

お出掛け、レジャーには

良さそうですね。

 

日頃の疲れをいやし

是非、英気を養ってください!

 

 

 

 

さて、毎週土曜日は

住まいの『温熱環境』をテーマに

勉強しています。

 

30年後の「満足」のために

“快適”とか”省エネ”、”健康”って

欠かせませんよね。

 

なので、温熱環境について

しっかりと「学ぼう」というわけです。

 

 

ということで、今日は

 

“家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編”

~暮らしの快適のための温熱”いろはの”~

 

第5回『小さく作るのも省エネです!』

 

について考えてみます。

 

 

いつもの通り、

 

床下/小屋裏エアコンなど

空調計画について、相談させて頂いている

 

「松尾設計室」主宰の松尾和也さんの著書

『ホントは安いエコハウス』

『エコハウス超入門』を参考に

 

とっつき易く

勉強出来たらなと思います。

 

 

 

 

先週のブログでは

 

「岐阜県立森林文化アカデミー」の

辻充孝先生の資料を参考に

 

省エネ・快適性の為の

対策メニューの優先順位について

考えてみました。

 

 

①建築(パッシブデザイン) ②暮らし方(窓開閉/着衣) 

③設備(エアコン/LED/おひさまエコキュート e.t.c.) ④創エネ(ソーラー)

 

 

今週は、その優先順位一番のメニュー

建築の工夫について

 

建物を効率的にまとめ

規模を小さくすることも

 

省エネ・快適にとって

有効です、というお話です。

 

 

省エネ、温熱環境をはかる指標として

代表的なのものにUA値があります。

 

その建物から

 

・外皮(床・外壁・天井)面積あたり

・内外温度差あたり

・1時間あたり

どのくらいの熱エネルギーの出入りがあるか

 

という指標になります。

 

 

 

外皮が350㎡(30坪2階建ての平均的な値)

内外温度差17℃(室内22℃、屋外5℃)

という条件下で

 

2025年に義務化となる断熱性能

UA値=0.87 の住宅では

1時間当たり

 

350×17×0.87≒5.2kWhの

熱が外に出ていくことになります。

 

逆に言えば

5.2kWhの熱を投入しないと

室温22℃が保てない

ということになります。

 

 

同じUA値=0.87 の住宅でも

規模を大きくして

床面積40坪、外皮面積470㎡

に増やすと

 

470×17×0.87≒7.0kWhの

熱が外に出ていくことになり

 

30坪の家とくらべると

1.8kWhも、消費エネルギーが

増えてしまうのです。

 

一日あたりで

1.8×24=43.2kWh

 

1ヶ月では

43.2×30=1,296kWh

 

1シーズン(4ヶ月)では

1,296×4=5,184kWh

 

の違いとなります。

 

 

エアコンで暖房すると仮定して

その効率(COP)が3程度

電気代が30円/kWhとすると

 

5,184÷3×30=51,840円

 

という額の負担増となるのです。

 

 

断熱性能をよくして

UA値を半分(UA値=0.435)にすれば

 

負担額も、半分の

25,920円になりますが

 

30年というスパンで考えた場合

電気代の値上がりを

世界標準の2%で計算すると

 

総額1,051,525円

もの差になってきます。

 

 

UA値と建物規模の両方で

工夫していくことが

省エネ・快適性・経済性にとって

大切になりそうです。

 

 

今日は、

‟『小さく作るのも省エネです!』家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第5回”

というテーマで

省エネ、快適性、経済性に

建物規模の見直しは

効果大です

というお話でした。

 

 

すべての経験を誇らしく感じ

思わず自慢したくなる

『家づくりヒストリー』を

提供し続ける

 

あなたにとっての

“オンリーワン・ビルダー”です。

 

 

これからも、住まいに関わる

さまざまな話題をはじめ

蓮見工務店、わたしについても

情報提供したいと思います。

 

 

 

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にも、さまざまな情報を載せていますので

参考にしていただければ幸いです。

 

このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を

『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。

ご希望の方は、是非ご相談ください。

 

また、耐震構造に関しても

『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。

 

‟楽しむ家づくり” のパートナー

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