【台風10号接近中!暴風雨への備えは出来てますか?】 家づくりを『学ぶ』ブログ・フリーテーマ 第18回
☝台風10号は当初の予想よりも西側を通り接近中です。
いつも読んでいただいて
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで楽しむ家づくり』を
お届けしている
“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
☝こんなお家つくってます。
上尾市 K邸 外観 (2012年竣工)
≪30年後も、しみじみ
「良い家だ」と思える家づくり≫
を味わって貰いたくて
毎日書いているブログの
今日が665回目です。
さて、毎週月曜日は
テーマを限らずに
家づくりについてのお役立ち情報を
おおくりしています。
“家づくりを『学ぶ』ブログ・フリーテーマ”
~ちょっと役立つ「住まいの小ネタ」~
第18回【台風10号接近中!暴風雨への備えは出来てますか?】
というお話です
台風10号が今週半ばには
日本列島に最接近、若しくは
上陸しそうな予想ですので
住まいの、台風対策について
勉強してみようと思います。
まず、台風への対策としては
大きく分けて2つ
考えられると思います。
ひとつは、耐風対策です。
地球温暖化と共に
本州でも、最大風速が40m/s
を超える様な暴風が
吹くようになっています。
日本中どこでも
これまで以上に
風への対策を強化する必要が
出てきています。
☝こんなお家つくってます。
もう一つが
洪水・浸水、土砂災害対策です。
これは台風に限らず
毎日のようにゲリラ豪雨の被害が
報道されるようになってきていますので
日常に起こりえることとして
考えなければならないでしょう。
では、具体的に
それぞれの対策について
考えてみたいと思います。
《耐風対策について》
・新築住宅の構造強度
これから新築するのであれば
『耐風等級2』で建てて下さい。
耐震の最高等級は3ですが
耐風等級は2が最高等級となります。
建築基準法では、最大風速50m/s
(伊勢湾台風の風速でも倒壊しない)
に耐えうる性能をもとめており
耐風等級2の場合、その1.2倍の強度を
備えることとなっています。
最近の台風では、最大風速50m/sを超える
暴風がたびたび観測されていますので
今後は、等級2で備えることが
マストなのだと思います。
・既存住宅の構造強度
既にお住まいの建物であれば
耐震診断をして、Iw値を1.5確保できるよう
耐震改修を行ってください。
耐震も耐風も、共に水平荷重への対策ですので
相関関係が強いのです。
Iw値=1.5は、耐震等級3に近似しますから
そこを一つの目標として
耐震改修を行うというのがおススメです。
・開口部の対策
建物の中で、暴風の弱点となるのが
窓などの開口部です。
平均風速が20m/sを超えてくると
突風による飛来物でガラスが割られ
室内に、一気に強風が入り込むという
危険性が高くなります。
ケガなどの被害の可能性が高まると共に
場合によっては
入り込んだ風圧によって
屋根が吹き飛ばされる、という危険性も。
雨戸やシャッターを設置したり
小さな窓や開き窓では
防災安全合せガラスを選択することも
有効な手段となります。
《洪水・浸水、土砂災害対策について》
こちらも"命の危険"に直結する
とても大切な対策となります。
ハザードマップや避難場所の確認、
自宅での2階への鉛直方向避難
盛土や高基礎などの
床下、床上浸水への対策
もし被災した時への備えとしての
災害保険の検討など
重要なことが沢山ありますので
そのあたりは、次回に
お話したいと思います。
今日は、
‟【台風10号接近中!暴風雨への備えは出来てますか?】
家づくりを『学ぶ』ブログ・フリーテーマ 第18回”
~ちょっと役立つ「住まいの小ネタ」~
として
台風10号の直撃が心配されます。
暴風雨に対して
どのような対策が出来るか?
についてご紹介いたしました。
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これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
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情報提供したいと思います。
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参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
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