【職人離れで、家が建たなくなる?】 家づくりを『学ぶ』ブログ・予算編 第22弾

いつも読んでいただき

ありがとうございます。

 

埼玉県北本市で

『学んで楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”

 

蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

こんなお家つくってます。

川越市 K邸 リビング (2002年竣工)

 

 

≪30年後も、しみじみ

「良い家だ」と思える家づくり≫

 

を味わって貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が712回目です。

 

 

今日は古都京都の三大祭り

「時代祭り」が行われています。

 

794年10月22日に桓武天皇が

長岡京から遷都してから

ちょうど1100年を記念し

 

平安神宮のある岡崎一帯を会場とした

式典が行われたのが始まりとのこと。

 

その式典の最終日に

時代風俗行列が行われたのが

今日のお祭りに続いているそうです。

 

維新勤王隊から延暦時代まで

京都の1000年の歴史を

約2時間で見ることができるのが時代風俗行列。

 

総勢およそ2000人の市民が、

桂小五郎、西郷隆盛、織田信長といった

歴史上の人物などに扮し、

 

馬や牛車に乗ったりして、

次々に前を通っていくとのこと。

 

誰が一番人気なのでしょうか?

 

 

わたしは、まだ見たことがありませんが

とても楽しそうですね!

 

季節も良いですし

来年あたりは、行ってみようかな

なんて、思いました。

 

 

さて、毎週火曜日は

 

“家づくりを『学ぶ』ブログ・予算編”

~暮らしの安心のための予算”いろはの”~

 

というのをテーマにブログをお届けしています。

 

今日はその第22弾

【職人離れで、家が建たなくなる?】

をおとどけします。

 

 

若者の職人離れが深刻です。

 

住宅業界も例外ではなく

大工さん、左官屋さん、タイル屋さん

建具屋さん、塗装屋さん… e.t.c.

 

どの業種の方も、人手不足・後継者不在に

頭を悩ませています。

 

一昔前は、こどもの「なりたい職業」No.1が

大工さんだったりしたのですが

 

そう思ってくれた子供達が

大人になる過程で、別の職業へと

志望を変えてしまった、ということです。

 

 

その原因は、様々あるのでしょうが

どちらにしても、成長する過程の中で

 

大工に対しての魅力が、霞んでしまった

というのは間違いないところでしょう。

 

我々、業界の受け入れ態勢にも

反省すべきところがあると思いますが

 

社会全体として、職人へのリスペクトが

足りないという現実もあるでしょう。

 

報酬の面でも、それは表れています。

一人親方の職人さんが所属する

「労災センター共済会」の調べでは

 

独立後の大工さんの、平均的な日当は

常用の場合、21,223円とのこと。

 

職人の世界では

道具と足(自動車)は自分持ちですし

朝8時~夕方6時迄の8時間

(昼休憩の1時間とお茶休みを除く)

びっちり働いての金額です。

 

未だに週休1日が一般的ですので

月25日働いて、530,575円

その中から、国民年金と健康保険

一人親方労災を払う

そんな感じです。

 

手に職を持った

一人前の大工さんが受取る報酬としては

決して十分だとは思えないです。

 

 

幸い、ここ10数年で

公共工事の労務単価が7割以上アップして

民間もそれに合わせるように

上昇機運ではあります。

 

それでも、若者の職人離れに

歯止めがかけられない状況ですので

 

彼らにとって、夢のもてる職種になるには

例えば、年収1千万円!なんて云うのも

あながち、突飛なことではなくなりそうです。

 

年収1千万円で、

年間の労働日数の上限は280日なので

一日あたり、約3万6千円になります。

 

経費を含めると、

家を作って貰うのに、大工さん一人当たり

一日5万円ほど払わなければならないことに。

 

住宅に関わる職人さんは

大工さんだけではないので

 

これからの家づくりでは

相当な金額の労務費が必要になる

ということのようです。

 

 

職人さんが作る家づくりは

とても贅沢なものになって

 

完全に工業化、プレファブ化した住宅が

日本の住宅の主流になるのでしょうか?

 

いずれにしても、この先10年で

確実に住宅業界が変わっていくことは

間違いのないことでしょう。

 

 

手作り感がちゃんと残る

長く愛される家づくりのために

 

私たちがどうすべきか

考えないといけない時代になった

ということのようです。

 

 

ちなみに、平安時代の大工は

文字通り、「おおたくみ」であって

技術系の長官だったそうです。

 

そこまで、お固くならなくても良いですが

確かな技術を持った人材を

 

正当に評価できる社会に

なって欲しいと思いますよね。

 

 

今日は、

‟【職人離れで、家が建たなくなる?】

家づくりを『学ぶ』ブログ・予算編 第22弾”

というテーマで

若者のあこがれの職業に

職人が返り咲かないことには

いい家づくりを続けるのは

難しくなる、という現実を

ご紹介いたしました。

 

 

すべての経験を誇らしく感じ

思わず自慢したくなる

『家づくりヒストリー』を

提供し続ける

 

あなたにとっての

“オンリーワン・ビルダー”です。

 

 

これからも、住まいに関わる

さまざまな話題をはじめ

蓮見工務店、わたしについても

情報提供したいと思います。

 

 

 

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参考にしていただければ幸いです。

 

このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を

『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。

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また、耐震構造に関しても

『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。

 

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