【サスティナブルな、森林とのおつきあいとは?】 家づくりを『学ぶ』ブログ・フリーテーマ 第28回
☝『森林大国』の日本の現状を知り、理想的な森林管理を考える。
いつも読んでいただいて
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで楽しむ家づくり』を
お届けしている
“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
☝こんなお家つくってます。
北本市 M邸 リビング(2010年竣工)
≪30年後も、しみじみ
「良い家だ」と思える家づくり≫
を味わって貰いたくて
毎日書いているブログの
今日が738回目です。
今朝の空は
雲一つなくて
本当に、真っ青な高ーい空でした。
午前7時時点の実測で
外気温14.1℃
絶対湿度4.15g/kg(5.00g/㎥)
相対湿度41.3%
お気づきの通り
湿度が、グーンと下がってきました。
天然パーマのわたしにとっては
大気中の水蒸気量が減るのは
とても嬉しい傾向ですが
新型コロナやインフルエンザの予防
という意味では
非常に厳しい条件になってきました。
そこで、せめてもの自己防衛として
粉茶を買い求めて
濃い目のお茶を
毎日4~5杯飲むように
心掛けています。
そこで便利なのが
伊藤園の宇治抹茶のパックと
ネスカフェのコーヒーメーカー
『バリスタスリム』です。
コーヒーカップに抹茶を適量入れて
『バリスタスリム』の
スティックコーヒー用のボタンを
ポチッと押せば
とっても簡単に
泡立ち豊かな
美味しい抹茶がいただけるのです。
お腹がすいた時は
ガムシロとコーヒーフレッシュを
一緒に入れれば
これまた美味しい
抹茶ラテの出来上がりです。
お手軽に、何杯も飲みたい
という方には
おススメのセットです。
さて、毎週月曜日は
テーマを限らずに
家づくりについてのお役立ち情報を
おおくりしています。
“家づくりを『学ぶ』ブログ・フリーテーマ”
~ちょっと役立つ「住まいの小ネタ」~
第28回【サスティナブルな、森林とのおつきあいとは?】
というお話です。
先々週末の秋田出張で学んだ
KANSO Bau の池田さんによる
持続可能な森林環境のための
ワークショップについて
お話したいと思います。
サスティナブルな森林管理において
大切なキーワードは《択伐》です。
《択伐》とは、人工林内の樹木を
数年から数十年の長いスパンをかけて、
その時需要のある用材に向いた木を
抜き切りして、
そのあとに後継の木を植林し、
人工林を更新していく伐採方式のこと。
こうする事で、
林業経営を持続的に行う事ができ、
安定した品質の木を長期にわたり
収穫する事が可能になります。
KANSO Bau では
その択伐の考え方に
森林の成長分だけを伐採する
という視点をプラスします。
杉などの樹木の成長は
一般的に2~3%ほどなので
5年で10~15%、
10年で20~30%
樹木の材積が増えることになります。
その増えた分を伐採してあげれば
森林の材積は未来永劫
維持できるということになります。
適切に択伐することで
樹木と樹木のあいだに空間が出来、
そこに陽が射して
杉の新芽が生えて来るのです。
なので、人工的に植林せずとも
自然にまかせて
森林が更新されることになります。
サスティナブルな森林環境が
なんも無理せずに
手に入れることが出来るということ。
例えば、1ヘクタールの森林には
約250本の杉が生えています。
1本あたり、平均で2.4㎥ほどの材積なので
250本×2.4㎥/本=600㎥の森林蓄積が
その森林にはあるということになります。
先ほどお話した通り
杉の成長は2~3%/年なので
1年で12~18㎥
森林蓄積が増えることに。
10年に一度の周期で《択伐》すると
18㎥×10年=180㎥分
伐採できるわけです。
180㎥÷2.4㎥/本=75本
そう、10年で75本の杉を
択伐し出荷すれば
サスティナブルな森林管理
ということになります。
ただ、現実的には
立木原木の価格はかなり安くなっていて
この、ある意味「理想的な択伐」は
コスト面で
乗り越えなければならない
高いハードルが聳え立っている
そんな状況のようです。
つまり、伐採・出荷可能な森林が
コスト割れから、人の手が入らずに
森林蓄積が増える一方に
という現実があるようです。
では、どんな基準で
伐採する樹木を選べばよいか?
それに関しては
また別の機会にご紹介しようと思います。
今日は、
‟【サスティナブルな、森林とのおつきあいとは?】
家づくりを『学ぶ』ブログ・フリーテーマ 第28回”
~ちょっと役立つ「住まいの小ネタ」~
として
KANSO Bau のワークショップで学んだ
持続可能な森林環境のための
《択伐》という考え方と
その実践方法について
ご紹介しました。
すべての経験を誇らしく感じ
思わず自慢したくなる
『家づくりヒストリー』を
提供し続ける
あなたにとっての
“オンリーワン・ビルダー”です。
これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
蓮見工務店、わたしについても
情報提供したいと思います。
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にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
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