【公表された能登半島地震建物被害の調査結果とは!?】 家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第23弾

能登半島地震の建物被害の調査結果が公表されました

 

 

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埼玉県北本市で

『学んで楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“住まいの知恵袋、
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蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

 

ビフォー

アフター

北本市 S保育園 改修工事(2004年竣工)

 

 

≪30年後も、しみじみ

「良い家だ」と思える家づくり≫

 

を味わって貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が748回目です。

 

 

今日も良い天気です。

もう何日雨が降っていないのでしょう?

 

本格的な冬の気候になってきましたね。

 

今朝の外気データです。

気温:4.1℃

相対湿度:49.0%

絶対湿度:2.5g/kg

 

なんと、水蒸気量が3gを切ってました!

 

これではインフルエンザをはじめ

様々な感染症が流行るわけです。

 

仕事納め迄、実働15日間

身体に気を付けて

完走できるよう頑張りましょう!

 

 

さて、毎週木曜日は

 

“家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編”

~家族の安全を守る構造”いろはの”~

 

をテーマにブログを書いていて

 

今日はその23回目

【能登半島地震の建物被害の調査結果が公表されました】

をおとどけします。

 

 

能登半島地震による、

 

建物被害の悉皆調査結果の速報が
先月発表されました。

国土交通省国土技術政策総合研究所

(以下、国総研)と

(国研)建築研究所による発表で

 

「令和6年能登半島地震建築物被害調査等報告」

として速報を公表しました。

 

木造建築物については、

対象地区の建築物の被害状況を

 

悉皆調査の情報や航空写真、

建築確認台帳などの情報を基に分析した。

 

調査結果は現在も精査中で

数値等は暫定的なものとしています。

 

 

その内容は、

木造建築物の倒壊・崩壊の比率は

 

新耐震基準導入以前の建物で19.4%

 

新耐震基準導入以降では、

2000年の接合部等の基準導入以前の建物で5.4%

2000年以降の建物で倒壊・崩壊は0.7%

(608棟のうち4棟)だったとのこと。

 

これらの調査結果は、

16年の熊本地震の際に益城町において実施した

悉皆調査の結果と同様の傾向を示しています。

 

 

 

2000年以降の建物で倒壊・崩壊した4棟のうち

図面を収集できた2棟を分析したところ、

 

いずれも耐震壁のバランスが満足しておらず、

かつ1棟は壁量不足も確認された。

 

なお、図面を収集できなかった

2棟のうち1棟は、

築100年程度の住宅を

2000年以降に移築したもので

 

壁が非常に少なかったことから、

壁量規定を満足していなかったと思われる。

 

 

また、地方公共団体の補助を受けて

耐震改修を行った木造建築物について、

 

被害レベルが確認された

旧耐震基準の木造建築物38棟の調査結果も。

 

無被害が13棟(34%)、

軽微から中破までが22棟(58%)、

大破が3棟(8%)であり、

倒壊・崩壊した建築物は確認されなかった。

 

 

 

今後、補強の程度を確認する必要があるが、

 

耐震改修を行っていない

旧耐震基準の木造建築物の被害割合と比べ、

 

耐震改修により被害が軽減されたと

分析されています。

 

 

今回の公表は速報値なので

今後、より具体的な

被害状況と建物の耐震性能の関係が

明らかになろうかと思います。

 

傾向として、熊本市地震での

益城町での悉皆調査と矛盾しないデータが

集まっていることが確認できます。

 

こうしたデータによる教訓を

今後に生かしていかなければなりませんね。

 

 

 

今日は、

‟【公表された能登半島地震建物被害の調査結果とは!?】

家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第23弾”

というテーマで

先月、国総研と国研から公表された

「令和6年能登半島地震建築物被害調査等報告」

の速報について

ご紹介させていただきました。

 

 

 

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