【『平年並みの寒さ』で"懐具合"も寒くなりそう!?】

温暖化の進行で「平年並み」と実感で差が出来ています。

 

 

いつも読んでいただき

ありがとうございます。

 

埼玉県北本市で

『学んで楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”

 

蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

 

こんなお家つくってます。

川越市 K邸 ホール(2003年竣工)

 

≪30年後も、しみじみ

「良い家だ」と思える家づくり≫

 

を味わって貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が768回目です。

 

今年のお正月休みも、今日が最終日

という方が多いと思います。

 

みなさん、新年始動に向けての

英気を養えましたでしょうか?

 

わたしは、おかげ様で

しっかりと休養させていただきました。

 

昨年末は、何かと忙しく

体調を崩しかけてましたが

 

ロキソニンのお世話になりながら

なんとか乗り切った

という感じでしたので。

 

今年は、ペース配分に気を付けて

生活していきたいと思っていますが

さて、どうでしょうか?

 

 

今シーズンの冬は平年並みの寒さ

ということですので、

結構寒い冬になるということでしょう。

 

先月の19日に、気象庁より

令和6年12月~令和7年2月迄の

3カ月予報が発表されました。

 

近年の高温傾向が一息ついて

この冬は全国的に

「平年並みの寒さ」になり、

 

日本海側の降雪(降雨)量は

「平年並み」もしくは「平年よりも多い」

とのことです。

 

 

「平年並み」ならば、

例年通りということで

然程寒くはない、と考えがちです。

 

でも、気象における「平年並み」とは

「過去30年間の平均」なのだそう。

 

温暖化の影響は、ここ10年くらいが

特に顕著なので

30年間の平均と、ここ最近の実感とでは

かなりの乖離があるのです。

 

しかも、対象となる30年間とは

西暦の1の位が1の年ごと、

つまり10年ごとに更新されるのです。

 

なので、2021年~2030年の10年間は

《1991年~2020年》の30年間の平均

ということです。

 

2025年の今シーズンの

「冬の平年並み」は

34年前~5年前の気象の平均

ということです。

 

 

ここで、1991~2020年の

30年間の東京の1月の平均気温はというと

6.1℃でした。

 

昨年の1月の平均気温が7.1℃でしたので

ちょうど1℃低いということです。

 

1℃くらいならそれ程でもないかなと

感じるところですが

実際、どの程度影響があるのでしょうか。

 

 

暖房費で考えてみましょう。

延床面積30坪の2階建の住宅で

全館連続空調による暖房として

 

・断熱等級4(UA値=0.87)の建物

・断熱等級6(UA値=0.46)の建物

 

この2パターンでシミュレーション

してみましょう。

※日射熱の影響は無いものとします。

 

 

外皮面積が350㎡程度ですので

1℃違ったときの1日の熱損失の差は

 

断熱等級4の場合

350㎡×0.87W/㎡K×1K×24h=7.3kWh

 

断熱等級6の場合

350㎡×0.46W/㎡K×1K×24h=3.9kWh

 

となります。

 

ひと月(31日間)にすると、それぞれ

断熱等級4=226kWh

断熱等級6=120kWh

となります。

 

暖房効率(COP=2.5)程度で

エアコンを運転したとして、

電気代の単価が40円とすると

 

断熱等級4の住宅では

226×40÷2.5=3616円

 

断熱等級6では

120×40÷2.5=1920円

 

それぞれ、電気代に影響が出る

ということになります。

 

 

ちなみに、50年前の

一般的な性能の住宅だと

断熱等級2程度となり

UA値は1.67です。

 

この性能で、全館連続空調を

選択されることは無いと思いますが

 

あえて、この条件でも

暖房費を計算してみると

 

なんと、1月ひと月で

6941円も電気代が増えるという

結果になりました。

 

 

平均気温が1℃下がるだけで

身体が寒いだけでなく

 

懐具合も、かなり寒くなりそうだ

ということのようです。

 

 

今日は、

‟【『平年並みの寒さ』で"懐具合"も寒くなりそう!?】”

ということで

気象における「平年並み」の定義と

平均温度の違いによる

暖房費への影響について

考えてみました。

 

 

これからも、住まいに関わる

さまざまな話題をはじめ

蓮見工務店、わたしについても

情報提供したいと思います。

 

 

 

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参考にしていただければ幸いです。

 

このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を

『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。

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