【『阪神淡路大震災』から30年、耐震は進んだ?】 家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第26弾

阪神淡路の震災から30年の今年は、木造住宅耐震のエポックの年です。

 

 

いつも読んでいただいて

ありがとうございます。

 

埼玉県北本市で

『学んで楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”

 

蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

 

 

こんなお家つくってます。

北本市 O邸 リビング(2005年竣工)

 

 

≪30年後も、しみじみ

「良い家だ」と思える家づくり≫

 

を味わって貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が796回目です。

 

 

今季最強の寒波が

列島各地で猛威を振るっているようです。

 

雪国で暮らしたことのない私は

只々、大変だろうなぁと

 

雪降ろしの様子を

テレビで見ているだけなのですが。

 

 

お怪我をされないようにと

お祈りするばかりです。

 

 

 

さて、毎週木曜日は

 

“家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編”

~家族の安全を守る構造”いろはの”~

 

をテーマにブログを書いていて

 

今日はその26回目

【『阪神淡路大震災』から30年、耐震は進んだ?】

をおとどけします。

 

1995年1月17日午前5時46分

今からちょうど30年前

 

関西地方を襲った阪神淡路大震災。

 

当時、古い木造住宅が

壊滅的な被害を受け

 

その衝撃的な映像から

「木造は地震に弱い」といわれました。

 

 

 

この30年の間にも

東日本大震災をはじめ

 

熊本地震、能登半島地震など

巨大地震は発生し続け

 

残念ながらそのたびに

木造住宅は、被害を受け続けて来ました。

 

 

そうした状況の中、

業界紙『新建ハウジング』が

 

"日本の住宅は、どの迄「地震に強く」なったか"

 

について、調査されたので

その内容を見てみたいと思います。

 

 

3年以内に自宅を新築した人を対象に

600人に実施したアンケートの結果です。

 

耐震性能については

33.3%の人が、耐震等級3で建てた

との回答。

 

今や、3軒に1軒が等級3だということ。

 

そればかりでなく、41.8%の人が

長期優良住宅を取得しています。

 

長期優良住宅の耐震基準の要件が

3年前に、等級2から3に引き上げられてます。

 

合わせると、75.1%の人

つまり、おおよそ4軒に3軒の家が

 

巨大地震にも有効な耐震等級3で

新築されている状況になったのです。

 

 

今回の調査では、太陽光発電の設置も

アンケートしていて

設置率は36.3%に達しています。

 

 

わたしの日々の実感でも

断熱性能、耐震性能と太陽光発電を

セットで検討される方が多くなりました。

 

みなさん良く勉強されていて

 

高性能サッシやソーラーパネルは重く

その分、耐震性能を高める必要があること

 

巨大地震には、耐震等級3が

有効であること等々

 

良くご存じなのですね。

 

 

残念なのが

耐震等級3、長期優良住宅、太陽光発電

の全ての採用割合が

 

大手ハウスメーカー(HM)にくらべ

地場工務店が低くなっていること。

 

特に長期優良住宅では

HMが53.7%と半数を超えてるのに比べ

 

工務店は26.8%と

HMの半分以下にとどまっています。

 

 

 

建築基準法が改正され

今年の4月から、

耐震基準の必要壁量もかなり増えます。

 

そして、木造二階建ての住宅も

確認申請時に、構造と断熱・省エネに関する

審査が行われることになりました。

 

 

つまり、これから建てられる

ほとんどの住宅で

 

耐震性能や省エネ性能が

"見える化"されるということです。

 

 

ですから、私たち地場工務店にとっても

この法改正をチャンスに変える

良い機会だと思っています。

 

基準をクリアすれば良い程度の

レベルの低い話ではなくて

 

大手ハウスメーカーを凌駕する

高性能な住宅を作り

 

それを公的に"見える化"出来る

ということですから。

 

 

熊本地震や能登半島地震で起きた

繰り返しの巨大地震への対応としての

制振装置とか

 

その土地特有の地震の揺れの

増幅具合が判る、微動探査の実施など

 

お客様ひとり一人に最適な

メニューを提案する

 

きめ細かな対応が可能なのが

地場工務店の良さだと思うので。

 

 

今日は、

 

‟【『阪神淡路大震災』から30年、耐震は進んだ?】

家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第26弾”

というテーマで

阪神淡路から30年

木造住宅の転換期となる今

私たち工務店が向うべき道について

考えてみました。

 

 

すべての経験を誇らしく感じ

思わず自慢したくなる

『家づくりヒストリー』を

提供し続ける

 

あなたにとっての

“オンリーワン・ビルダー”です。

 

 

これからも、住まいに関わる

さまざまな話題をはじめ

蓮見工務店、わたしについても

情報提供したいと思います。

 

 

 

ホームページ

 

インスタグラム

 

にも、さまざまな情報を載せていますので

参考にしていただければ幸いです。

 

このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を

『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。

ご希望の方は、是非ご相談ください。

 

また、耐震構造に関しても

『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。

 

‟楽しむ家づくり” のパートナー

株式会社 蓮見工務店

代表  蓮見幸男 (はすみゆきお)

〒364-0005

埼玉県北本市本宿6-31

048-591-2707

info@hasumi.jp