【今話題の『大型パネル工法』について解説】 家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第33弾
☝『大型パネル工法』ってご存じでしたか?
いつも読んでいただき
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで楽しむ家づくり』を
お届けしている
“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
☝こんなお家つくってます。
鴻巣市 H邸 リビング(2012年竣工)
≪30年後も、しみじみ
「良い家だ」と思える家づくり≫
を味わって貰いたくて
毎日書いているブログの
今日が850回目です。
今朝、ウチの小さなお庭(植栽帯)を見たら
花や新芽がいっぱいで
随分華やぎ始めていました。
この植栽帯は、奥行き40センチほど
客土の深さも30センチほどしかない
狭苦しいスペースです。
しかも、隣家が迫っていて
ほとんど陽射しを受けられない
庭木たちにとっては
とても厳しい条件なのです。
それでも、ガーデニングをお願いした
加須市の『玄蕃ファーム』さんのおかげで
小さな可愛い庭木たちが
健気に、春が来た嬉しさを
精一杯表現してくれています。
こうした、ささやかな自然の営みに
目を向けながら
毎日を心豊かに過ごせるのは
とても嬉しいものです。
さて、毎週木曜日は
“家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編”
~家族の安全を守る構造”いろはのい”~
をテーマにブログを書いていて
今日はその33回目
【今話題の『大型パネル工法』について解説】
をおとどけします。
みなさん、木造住宅の
「大型パネル工法」ってご存じですか?
柱や梁、母屋などの架構材と
外壁(窓や断熱材、透湿防水シート含む)及び
屋根下地(野地板・防水シートまで)を
あらかじめ、工場で制作し
パネル化した状態で現場に入れ
上棟時に、一気に
構造材~屋根~外壁下地工事まで
進めてしまうというものです。
☝『大型パネル』のメーカー、モックさんの資料より
「大型パネル工法」のメリットや特徴について
ChatGPTに聞いてみました。
《概要》
壁・床・屋根などの構造要素をパネル化して
あらかじめ工場でユニットとして製造し
現場でクレーン等の重機によって組立てる工法。
いわば「構造・断熱・窓・防水」が一体的に
工場品質として供給される
完成度の高いパネル工法である、ということ。
《課題・注意点》
以上が、生成AIがまとめた
「大型パネル工法」にかんする評価です。
で、わたしの私見です。
やはり、こうした省力化への取り組みは
一つの大きな流れとして高度化し
やがては、主流となるのではないかと
予想します。
その理由は
①職人の人手不足は本当に深刻
⇒仮に1ヶ月工期が短縮出来たら、大工さんは
1.5倍棟数をこなすことが出来る。
②住宅の高性能化で、現場での職人の負担が
かなり増えてる。
⇒トリプルガラスの掃出窓は重くて一人では
取付出来ないほど。
③更なる高性能化(G3化等)による外張付加断熱で、
留付けビスなどに高度な施工精度が要求される。
⇒長さ20cm以上のビスを幅3cmの間柱に
正確に留付けるのは、足場など制約のある現場では
簡単ではない。
④気候変動により、天気の急変などが頻発する中
1日で防水処理まで出来る工程は、
木材の劣化リスク軽減にとても有効である。
⇒特にホウ酸防蟻処理を採用するビルダーにとっては
大きなメリットとなる。
⑤比較的早い段階で、多くの仕様が確定するため
手戻りや遅延のリスクが軽減する
⇒今後、住宅の様々な情報や履歴の保管が求められる。
初期段階において、しっかりとデータ化出来るのも
大きなメリット。
⑥大型パネル工法が担う施工範囲は、そもそも
習熟度の高い技術を必要とする工程ではない。
⇒技術・技能のある大工職人を、造作などの工程に
集中投入することが出来る。
ということで、
わたしも『大型パネル工法』に注目しています。
先日、実際に大型パネル工法の工場も
見学させていただきました。
その報告は、また次回に詳しくと思います。
☝モックさんの大型パネル工場を見学させていただきました。
今日は、
‟【今話題の『大型パネル工法』について解説】
家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第33弾”
というテーマで
大手ビルダーを中心に導入が広がる
『大型パネル工法』について
考えてみました。
すべての経験を誇らしく感じ
思わず自慢したくなる
『家づくりヒストリー』を
提供し続ける
あなたにとっての
“オンリーワン・ビルダー”です。
これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
蓮見工務店、わたしについても
情報提供したいと思います。
ホームページ
インスタグラム
にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
‟楽しむ家づくり” のパートナー
株式会社 蓮見工務店
代表 蓮見幸男 (はすみゆきお)
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