北本市で注文住宅を造る工務店が目指す上質な木造住宅

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日本では昔から、木造住宅が愛されてきました。国土の3分の2が山地であるため、木材が豊富だったことや、季節の移り変わりによって、温度や湿度が変化する気候をしのぎやすいことが、木造住宅が選ばれてきた理由ではないでしょうか?

一時期、海外産の木材が大量に使われ、国産の木材が出回りにくい状況になったこともありましたが、近年では昔のように良質な木材が流通するようになってきています。

海外産の木材は、広々とした森林で育つので、まっすぐで素直な性質の樹木が多くあります。その結果、大径木が多く、木の外側に近い部分の量が多く、その部分から柱材を、複数採りだせます。その結果、均等に乾燥させられるので、ひび割れや反りが起こりにくく、国産の木材に比べて、扱いやすいという特徴があります。

一方、国産の木材は、山林の斜面で育つため、日当たりや風通しが均等ではなく、一本一本の木に癖があります。加えて、一本の木から、一本の柱を採りだせる直径になるよう、計画的に育てられています。その為、中心に近い部分の量が多いのですが、中心に近い部分と、外側に近い部分では、同じ一本の木であっても、木が含んでいる水分の量が異なります。水分の量が異なることによって、乾燥の速度は異なります。その結果、海外の木材に比べて、ひび割れや反りが起こりやすくなってしまうのです。

「木造住宅は大工の腕で仕上がりに違いが出る」と言われる原因の一つは、この木材の扱いの難しさです。加えて、国産の木材に比べて、海外産の木材は安価な木材が多くあります。大量に確保しやすい為、安価で入手出来、大工の腕を選ばないという条件を備えた海外産の木材は、無難な家づくりをしたいハウスメーカーや工務店には、使いやすい木材でした。

その結果、国産の木材の需要が減り、それに伴って、林業に携わる人も減っていき、山が荒廃していきました。木材に使われる樹木は、柱林業という人工的な山林で育てられます。良質な木材になる木を育てるためには、植林するだけではなく、間伐や下草の整備など、丁寧な手入れが必要です。林業に関わる人が減れば、森は荒れていくのです。森が荒廃していくと、土砂災害や洪水も発生しやすくなり、人的被害を引き起こすとともに、さらに森の荒廃が進んでしまいます。その結果、手入れされ続けている森は減り、国産の木材は、ますます希少価値となって、高額になってしまっていたのです。しかし、近年、このような状況を改善するために、国の政策として、国産の木材を使った家づくりが支援されるようになってきています。

なぜ国産の木材?

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100年住宅を目指した家

安価で扱いやすい外国産の木材より、国産の木材の方が、日本の住宅に向いている理由はなんでしょうか?

耐久性に優れている

国産の木材の方が、日本の住宅に向いている理由の一つは、国産の木材は、湿度に強いからです。海外の木材の多くは、年間を通して、大きな気候の変化のない地域で育てられるため、日本の湿度の高い気候に、木の持つ調湿という性質が、対応しきれないのです。湿度が高くなる季節が長い日本においては、湿度に弱い木材を構造材に使うと、湿気によって構造部が腐朽したり、シロアリの被害にあってしまったりする恐れが高まります。また、ヒノキや杉などの国産の木材が、、伸縮性に富む粘り強さを備えていることも、耐久性を高さの要因の一つです。

健康に悪影響を与える化学物質が揮発しない

湿度に強くない外国産の木材の中には、防腐や防蟻処理の為の薬剤が多用されている木材もあります。輸入に際して、消毒材も使われます。しかも、どのような防腐処置、消毒措置が行われていたかを確認できないという怖さがあります。「無垢材は接着剤を使っていないから、シックハウスの不安はない」と思っていても、防腐や防蟻処理の為の薬剤が多用されていれば、室内環境への安全度は低下します。

もちろん、国産の木材も、耐久性を高めるため、防腐や防蟻処理を施されることがあります。しかし、日本の気候の中で育った国産の木材は、もともと湿度への強さを持ち合わせています。風通しが良く、乾燥した状態であれば、腐朽やシロアリの被害にあうことはありません。また、ヒノキや杉などには、虫を寄せ付けない精油成分が含まれています。その為、薬剤が大量に使われるということはありません。使われるとしても、使われる薬剤は、日本工業規格に規定されているもので、化学物質の揮発はほとんどなく、健康に悪影響を与える恐れはありません。

ただし、国産であっても海外産であっても、樹種によって、異なる揮発性化学物質をわずかながら放散させています。ほとんどの人にとって、それは爽やかな香り、心を落ち着かせる匂いですが、化学物質過敏症の方の中には、稀に木の持つ香りに反応される方もいらっしゃいます。

質感と色合いの美しさ

国産の木材は、色合いの良さと木目の美しさ、滑らかで、やわらかな肌触りを備えています。畳や和紙、塗り壁と調和する質感は、室内を清々しく、落ち着いた雰囲気にします。また、木材は、紫外線の影響で経年退色することがなく、時とともに艶が増し、深みのある色合いへと変化していきます。それぞれが、微妙に異なる色合いや、質感を持つ国産の木材で建てる家は、規格木造パネルを使った木造住宅には出せない温かみと、手作り感を持っています。

快適を作る性質

湿度の高い季節が、家に悪影響を及ぼす部分は、構造部だけではありません。その家に住む家族の快適性にも悪影響があります。国産の木材が持つ湿度に強い性質は、構造材の耐久性を高めるだけではなく、室内の湿度を調える働きもします。湿度が高くなると、湿気を吸収して、空気をサラッとさせます。反対に、乾燥する季節には、蓄えていた水分を放出し、室内の空気の乾燥を抑えます。

国産の木材を活かす設計デザインと大工の技巧

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化粧垂木の大屋根の長期優良住宅

木造住宅には、主に、在来工法、枠組み壁工法、木造ラーメン工法があります。この中で、間取りの自由度、可変性の高さを持つ工法は、在来工法と木造ラーメン工法です。枠組み壁工法とは、規格サイズのパネルで、箱を積み重ねていくツーバイフォーやツーバイシックスの事で、間取りの自由度は低く、画一的な家が造られます。

間取りの自由度、可変性の高さを持つ工法である、在来工法と木造ラーメン工法を比べると、木造ラーメン工法の方が在来工法より、建築費が嵩みます。木造ラーメン工法は、木造で大空間を造っても、耐えられるだけの耐震性を持たせる為、専用の構造用集成材と金物を使うからです。これらの建材が高価なので、建築費も嵩んでしまいます。都心部で、10坪以下の敷地に、4人家族が暮らすために必要な居住面積を、十分に確保しつつ、建物が密集した環境下において、日当たりと風通しを確保できる家を建てるためには、最適な工法でもあります。

一方、在来工法は、間取りの自由度が高いとは言っても、家の内部に、耐力壁が一切ない家は建てられません。しかし、優れた設計デザインによって、暮らしやすい間取りが実現します。一般的な広さの敷地に建てる家であれば、木造ラーメン工法より、建築費も抑えられます。

在来工法は、日本の住宅の良さを取り入れた家の建築に、最も向いている工法です。設計デザインを支える大工の確かな技巧によって、上質な木造住宅が生まれます。上質な木造住宅とは、暮らしやすい間取りの家、日本の気候に合わせて調えられた室内環境、国産の木材に加え、瓦や畳、塗り壁などの自然素材が持つ、落ち着いた色合いや、風合いの楽しめる家です。

長く暮らすほど、より家の良さが感じられる家、いつまでも居心地の良さが続く家を建てませんか?

蓮見工務店の家づくりへの想い

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私たち蓮見工務店は、「工務店」+「設計事務所」ならではの
手作りの家づくりときめ細かいアフターメンテナンス、
そして設計事務所として培ってきた
デザイン性、高性能な家を提供させていただきます。

「熱を集め、移し、蓄える」

「風を通し、涼を採り、熱を排出する」

「直接的な日射を避ける」 「断熱・気密性を高める」

などのパッシブデザインも積極的に取り入れ、
今まで多くの雑誌にも掲載していただきました。

快適で心地よい暮らしは、設計、性能、見た目のデザインなど、
全てのバランスで実現できます。

そして、経験豊富な職人の手によってカタチになるのです。
私たち蓮見工務店は、それらすべてにこだわり、
お客様の一棟に全力をそそいでまいります。

注文住宅やリフォーム、リノベーション、店舗などの建築を
ご検討中の方には、これまでに携わったお宅をご見学していただけます。

「木造住宅の視覚的な心地よさ、
木にしか出せない香り、温かみのある手触り」

「木の心地よさと併せて太陽の光などを取り入れた、
パッシブデザインの良さ」

を感じて頂けます。

ご希望などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

監修者情報

蓮見幸男

蓮見幸男

住まいの知恵袋、家づくり問題解決仕事人

住宅に関するさまざまな事柄(耐震・温熱・耐久性など)を計算やシミュレーションにより可能な限り〝見える化"し、安心・快適な唯一無二の住まいをリーズナブルにお届けしたいと考えています。

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