【気温が0.5℃上がったら、どんな影響があるの?】 家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第12回
☝産業革命前から1.5℃上昇に留めることが目標というよりデッドラインです。
いつも読んでいただいて
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで楽しむ家づくり』を
お届けしている
“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
☝こんなお家つくってます。
久喜市 Y邸 玄関(2016年竣工)
≪30年後も、しみじみ
「良い家だ」と思える家づくり≫
を味わって貰いたくて
毎日書いているブログの
今日が604回目です。
昨日梅雨入りしたと思ったら
今日は、晴れてかなり暑くなりました。
昨日は今シーズン初めての
線状降水帯が鹿児島県で発生して
記録的な降水量だったようです。
こういう状況は、
梅雨の末期頃に良く起きること
というイメージがありますが
こうした変化も
地球温暖化による異常気象
なのかもしれないですね。
さて、毎週土曜日は
“家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編”
~暮らしの快適を守る温熱環境”いろはのい”~
をテーマにブログを書いています。
今日はその12回目
【気温が0.5℃上がったら、どんな影響があるの?】
をおとどけします。
ところで、地球温暖化とは
どんな現象なのか
ザっとおさらいしてみましょう。
わたしたちの地球は通常
太陽の光によって暖められ
暖められた地球から出る熱は
宇宙に放出されます。
その際に、放出される熱の一部を吸収して
熱が逃げすぎないように調節しているのが
水蒸気やメタン、二酸化炭素などの
温室効果ガスです。
産業革命以降、人間の活動が活発になり
温室効果ガスが増え過ぎた結果
宇宙に逃げるはずの熱が放出されずに
地球の熱収支のバランスが崩れて
豪雨や台風が頻繁に発生するように
なってしまっているのです。
では、温暖化によって地球の温度が上がると
気象や環境に、どんな影響があるのでしょうか?
専門機関の研究によると、
気温が0.5度上がると大雨や干ばつの発生が
急激に増えると報告されています。
東京のデータをみると、
10年前と比べて大きく差が出た3月や7月では
平均気温が約0.7度も上昇しています。
例えが適切ではないかもしれませんが
人間の場合で考えてみても
平熱から0.7度体温が上がると
体はかなりだるくなります。
地球にとっても気温の上昇は
様々な変化を引き起こす原因になっているのです。
みなさんも、実感していると思いますが
快適に感じる気候の日が少なくなっています。
一般的に多くの日本人は18度〜21度の気温で
湿度は40%〜50%という
5月ごろの気候を快適だと感じるのですが、
2021年はたったの2日しかなかったそう。
四季が無くなって
「夏と冬の二季になっちゃった」
なんて話をよく聞くのではないでしょうか?
それから、これまた身近なところで
食生活にも影響が出ています。
海水温が高くなったことで
魚が獲れる時期や量にも
変化が出ています。
例えば、一昨年の冬は
富山の名産である寒ブリの漁獲量が大幅に減り
出荷できた期間が過去最短だったとのこと。
このまま気温が上がり続けると
日本の季節を表してきた旬の食材が
食べられなくなる可能性もあるのです。
世界的に見ても
「水の都」で有名なベネチアをはじめ
ツバル、シシュマレフなどでも
一年に何度も膝まで水位が上がってしまったり
レストランが水没して使えなくなるなど
大変なことが日常的に起きているそうです。
また、米国アラスカ州では
永久凍土が溶けて海岸線が後退しています。
海岸近くにあった家は次々と
崩落の危機に瀕しています。
これ以上の温暖化を防ぐためには
一人ひとりが二酸化炭素の削減に向けて
化石燃料の使用を控えることが
重要なのは明白です。
家づくりにおいても
高気密高断熱、高効率設備で
省エネ、創エネを進めること。
ゼロエネルギー住宅(ZEH)や
LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅に
注目すべきなんですね。
今日は、
‟【気温が0.5℃上がったら、どんな影響があるの?】
家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第12回”
というテーマで
地球温暖化の影響と
家づくりで出来る対策について
勉強してみました。
すべての経験を誇らしく感じ
思わず自慢したくなる
『家づくりヒストリー』を
提供し続ける
あなたにとっての
“オンリーワン・ビルダー”です。
これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
蓮見工務店、わたしについても
情報提供したいと思います。
ホームページ
インスタグラム
にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
‟楽しむ家づくり” のパートナー
株式会社 蓮見工務店
代表 蓮見幸男 (はすみゆきお)
〒364-0005
埼玉県北本市本宿6-31
048-591-2707
info@hasumi.jp