「能登半島地震」から学ぶべきこと。第五弾『凄まじい被害の実態』
☝この震災被害の象徴となっているこのビル倒壊も、液状化の影響が主原因の可能性も。
いつも読んでいただいて
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで』『納得して』
そして、なにより
『楽しんで』の家づくりを
お届けしている
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
☝こんなお家つくってます。
上尾市 K邸 玄関(2012年竣工)
そんな蓮見工務店に
興味を持っていただいたあなたに
家づくりのこと
蓮見工務店のこと
そして、わたしのことを
少しでも知ってもらうために
365日、毎日書いているブログの
今日が500回目です。
この投稿が、記念すべき
500回目になるのですね。
いつも読んでいただいている
“あなた”のために
「家づくり」に役立つミニ情報を
これからもお届けいたします。
☝こちらが第一回目の投稿です。一昨年の10月のことになります。
さて、今日は木曜日です。
今月は毎週木曜日に
「能登半島地震から学ぶべきこと」
について
このブログでお伝えしてきました。
今日で地震発生から
まる2ヶ月が経とうとしています。
時間と共に、様々なことが
分かってきつつあります。
そこで、第五弾の今回は
この震災の特徴について
あらためて、整理してみたいと思います。
まず、地震について。
ご存じの通り、元日の午後4時10分
石川県能登半島全域を震源とした
・マグニチュード7.6
・最大震度7
・5メートルの大津波警報発出
・地殻変動最大3m
という規模の大地震でした。
その被害は石川県のみならず、
新潟県、富山県、福井など
広範囲なエリアにおよび
被害の実態は石川県だけでも
少なくとも3万棟を超える住宅に
被害が出ていると思われ、
いまだに全貌は分かない状況です。
次に、被害状況を整理します。
今回の震災の特徴は
・耐震性能の低い木造住宅の倒壊
・大規模火災の発生
・液状化被害
・土砂崩れ、地割れ
・津波被害
と、あらゆる種類の被害が確認されています。
もはや建物自体の耐震性能にとどまらず
エリアでの災害対策への取り組みが
必要なケースであり
同じ直下型地震でありながら
被害範囲が限定的であった
熊本地震などとは違う特徴といえます。
また、耐震補強をした建物でも
倒壊など重大な被害が出ていることから
今回の地震の規模は、
これまでの想像を絶するほどの
強大なものであった可能性も
考えられます。
液状化被害では
「側方流動」という面的な
凄まじい被害も出ており
液状化層が上部の建物ごと動いたり
道路の隆起・陥没、街並みの破壊など
これまでの、建物や敷地単体とは
次元の違うような対策が
必要になる事態となっています。
津波においても
地震発生からの津波の到達時間が
これまでの地震に比べ、とても短く
しかも、その高さが
4~5mに達していたと推測されています。
石川県珠洲市で1分後に第1波が
七尾市で2分後、富山市で5分後に
到達した可能性があります。
こうした状況から
≪津波で流されてしまうのなら
耐震対策しても意味ないよね≫
という意見も出て来ますが
激甚災害において、最も大切なのは
『人命』です。
建物倒壊によって、避難経路が塞がれたら
多くの方が『命』を落とすことに
なりかねません。
その意味で、自宅の耐震対策は
個人の自由ではなく
社会的要請であり、義務でもある
という考え方も必要だということを
あらためて感じています。
今日は、
‟「能登半島地震」から学ぶべきこと。第五弾『凄まじい被害の実態』”
というテーマで
地震発生後2ヶ月が経って
徐々に見えてきた
震災の凄まじい被害についての
お話でした。
これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
蓮見工務店、わたしについても
情報提供したいと思います。
ホームページ
インスタグラム
にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
‟楽しむ家づくり” のパートナー
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