「地盤が沈下するって、どういうこと?」家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第3弾

一旦、地盤沈下が起きてしまうと、復旧には大変な工事費と労力が必要になります。

 

 

いつも読んでいただいて

ありがとうございます。

 

 

埼玉県北本市で

『学んで楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”

 

蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

 

こんなお家つくってます。

北本市  O邸 客間(2013年竣工)

 

 

≪30年後も、しみじみ

「良い家だ」と思える家づくり≫

 

を味わって貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が542回目です。

 

 

今朝も爽やかに晴れています。

雲の様子も

まるで秋の空のような感じで

少し冷たい、澄んだ空気を感じます。

 

 

久しぶりに

『緑の印籠』(Kestrel 5000) を持ち出して

温度や湿度を測ってみました。

 

気温14.3℃

絶対湿度4.70g/kg

相対湿度48.8%

 

ということで、だいたい11月初旬頃の

陽気と同じ感じです。

 

 

 

今週の予報では

良く晴れて、

特に週末は夏日になりそうです。

 

レジャーにはもってこいの

ウィークエンドになりそうです。

 

 

さて、木曜日の今日は

 

“家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編”

~家族の安全を守る構造”いろはの”~

 

の第3弾として

『建物の重さ』の”いろはの.2”

をおとどけします。

 

今回も参考にさせて貰うのは

こちらの本です。

 

 

取っ付き辛い「構造」のことを

凄く分かり易く

解説してくれていますので

 

良かったら手に取ってみて下さい。

 

 

先週のブログで

木造住宅と人の、地面(地盤)にかかる重さ

(接地圧)は

凡そ同じです、というお話をしました。

 

 

 

そして、ブログの最後に

 

では、住宅が建つと

地盤沈下してしまうような土地に

 

人間が立っていても

なぜ、地盤沈下がおきないのか?

 

という宿題を出させていただきました。

 

 

どうでしょう

みなさん想像がつきましたか?

 

その答えは「深さ」と「時間」です。

 

ものが地盤に影響する要素は

「重さ」だけではないようです。

 

一般的に、モノの重さが

地盤に影響する「深さ」は

接地する面の長さの1.5~2倍。

 

例えば、1辺長さが8mの

住宅の基礎であれば

12m~16mの深さまで

影響を及ぼす、ということです。

 

 

一方、人間の足は25~30㎝程度ですから

影響する深さは、せいぜい50㎝(0.5m)前後と

表層部分にとどまります。

 

影響する深さの差は

約30倍も、ということになります。

 

 

もし、軟弱で沈下する地盤の場合

 

住宅が建って、15㎝も沈んだとしても

人であれば、その1/30の5㎜なので

気にならない程度ということに。

 

実際の地盤内部は複雑で

こんなに簡単な話ではありませんが

おおよその目安として

こんなことだと理解してください。

 

 

もう一つの要素「時間」について

 

粘性土や腐植土などの軟弱な地盤が

沈下を起こすメカニズムは

 

建物などの重さが載ることで

土中に含まれている水分が徐々に排出され

その分、体積が減ることで沈下します。

 

この現象を「圧密沈下」といいます。

漬物石と白菜漬けをイメージして貰えると

分かり易いかもしれません。

 

 

圧密沈下に要する時間は通常3~5年

長い場合は10年以上の長期に

渡るケースもあります。

 

ですから、人が同じ場所に立ち続ける

数時間程度で圧密沈下が起こることは

考えにくいということです。

 

 

みなさんの答え合わせは

如何だったでしょうか?

 

 

地中は、表面からは見えなくて

その強さや、性質については

想像しづらいところでもありますが

 

こうした大まかな

理屈が分かっていると

 

実際の地盤調査で得られる

データを読み取ることによって

 

おおよその性状を

理解することが出来ます。

 

 

 

また、別の機会に

地盤調査のデータについても

勉強したいと思います。

 

地盤調査に関しては、以前にこんなブログも書いています。

 

今日は、

‟「地盤が沈下するって、どういうこと?」家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第3弾 ”

というテーマで

建物による地盤への影響範囲や

地盤沈下に要する時間などについて

勉強いたしました。

 

 

すべての経験を誇らしく感じ

思わず自慢したくなる

『家づくりヒストリー』を

提供し続ける

 

あなたにとっての

“オンリーワン・ビルダー”です。

 

 

これからも、住まいに関わる

さまざまな話題をはじめ

蓮見工務店、わたしについても

情報提供したいと思います。

 

 

 

ホームページ

 

インスタグラム

 

にも、さまざまな情報を載せていますので

参考にしていただければ幸いです。

 

このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を

『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。

ご希望の方は、是非ご相談ください。

 

また、耐震構造に関しても

『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。

 

‟楽しむ家づくり” のパートナー

株式会社 蓮見工務店

代表  蓮見幸男 (はすみゆきお)

〒364-0005

埼玉県北本市本宿6-31

048-591-2707

info@hasumi.jp