『省エネ・快適への優先順位は?』家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第4回
☝省エネ・快適への対策は優先順位が大切です。
(岐阜県立森林文化アカデミー 辻光孝教授 セミナー資料より)
いつも読んでいただいて
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで楽しむ家づくり』を
お届けしている
“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
☝こんなお家つくってます。
北本市 M邸 玄関(2011年竣工)
≪30年後も、しみじみ
「良い家だ」と思える家づくり≫
を味わって貰いたくて
毎日書いているブログの
今日が549回目です。
とても天気が良いですね。
4月の中旬ながら
最高気温が27℃まで上がり
夏日となりました。
まだ夏の空気ではないので
湿度の高いムッとした暑さではありませんが
陽射しがかなり強くなったのを
感じました。
さて、毎週土曜日は
住まいの『温熱環境』をテーマに
勉強しています。
30年後の「満足」のために
“快適”とか”省エネ”、”健康”って
欠かせないということで
温熱環境について
しっかりと「学びたい」と思います。
ということで、今日は
“家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編”
~暮らしの快適のための温熱”いろはのい”~
第4回『省エネ・快適への優先順位は?』
について考えてみます。
いつもの通り、
床下/小屋裏エアコンなど
空調計画について、相談させて頂いている
「松尾設計室」主宰の松尾和也さんの著書
『ホントは安いエコハウス』
『エコハウス超入門』を参考に
とっつき易く
勉強出来たらなと思います。
住まいの省エネとか快適性を叶える際に
予算がいくらでもあれば
片っ端から手を付けるというやり方も
アリかもしれません。
でも、現実的には
限られた予算の中で
なるべく効果的に
省エネ・快適を実現したいですよね。
なので、今日は
省エネ・快適性への対策について
その優先順位を
勉強してみたいと思います。
参考にしたのが
先日セミナーを拝聴させていただいた
岐阜県立森林文化アカデミーの
木造建築スタジオ 辻 充孝教授の
お話です。
こちらの学校は
森林環境、林業、木工、木造建築
の学びに特化した公立の専門学校で
木造建築コースでは
辻先生を始め
意匠系では
Ms建築設計事務所の三澤文子さんや
建築家の隈研吾さん
温熱環境系では
東京大学の前准教授
慶応大学の伊香賀前教授
など
錚々たるメンバーが教鞭をとる
要注目の学校です。
広大な敷地内に点在する
校舎群もとても美しくて
一度、訪問させていただきたいと
思っています。
因みに設計は
北川原温さんです。
さて本題の
省エネ・温熱対策の優先順位を
考えてみましょう。
まず第一は「①建築の工夫」です。
・建物のカタチ
・配置計画
・断熱/気密性能の確保
・日射熱の制御(取得と遮蔽)
・通風の促進
・昼光利用
まさに、パッシブデザインが求められる
領域になります。
次に「②暮らし方の工夫」です。
・窓の開閉による室温/通風の制御
・着衣による調整
・心地よい居場所探し
・機器の効率的な運用
エアコンは使い方によって
効率に大きな差が出ますし
窓の開け閉めで、快適性も大きく
変わってきます。
三番目は「③設備機器の工夫」
・高効率な設備機器を導入
照明器具はLEDに
消費エネルギーの多くをしめる
給湯や暖房は
ヒートポンプを利用した
高効率のおひさまエコキュートや
エアコンを
負荷計算により最適な効率で
選択することが大切です。
そして最後は「④創エネの工夫」です。
・太陽光発電設備の導入
上記の要素を全て備えたうえで
太陽光パネルで作った電気を
上手に使って、
ゼロエネルギー住宅(ZEH)が
実現できれば
省エネで快適な
本物のエコハウスが出来上がります。
順番を間違えて
③や④を優先させた家は
設備が故障したら
省エネや快適性は
ダメになってしまいますし
そもそも設備機器は
一定の年数で交換が必要で
その費用が、生涯つきまとうことに
なってしまいます。
やはり、①で建物の性能的ベースを
しっかりと確保し
②を身につけたうえで
プラスαとして③や④を
導入することが大切なのですね。
今日は、
‟『省エネ・快適への優先順位は?』家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第4回”
というテーマで
省エネ・快適性の実現のために
どんなことから対策すべきか
というお話でした。
すべての経験を誇らしく感じ
思わず自慢したくなる
『家づくりヒストリー』を
提供し続ける
あなたにとっての
“オンリーワン・ビルダー”です。
これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
蓮見工務店、わたしについても
情報提供したいと思います。
ホームページ
インスタグラム
にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
‟楽しむ家づくり” のパートナー
株式会社 蓮見工務店
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