【フェーン現象ってどんなこと?】家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第7回

フェーン現象のメカニズム、ご存じですか?

 

 

いつも読んでいただいて

ありがとうございます。

 

 

埼玉県北本市で

『学んで楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”

 

蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

 

こんなお家つくってます。

北本市  K邸 外観(2018年竣工)

 

 

≪30年後も、しみじみ

「良い家だ」と思える家づくり≫

 

を味わって貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が565回目です。

 

 

今日も良い天気ですね。

まさに《五月晴れ》の心地よさです。

???

 

ここで、なにか引っ掛かりましたので

《五月晴れ》を”ググって”みました。

 

 

NHK放送文化研究所のHPから

 

質問

「五月晴れ」とは、「梅雨の晴れ間」のこと
と聞いたことがあります。
放送では、梅雨に関係なく「5月の晴れの日」を
指して使われているように思うのですが…。

回答

ご指摘の通り「五月晴れ」は、
もともとは「梅雨の晴れ間」のことですが
今では「5月の清々しい晴れ」
を指す言葉としても使われています。
ということのようです。
確かに、いま「梅雨の晴れ間」に
「五月晴れだね」といっても
かえって、ピンとこない感じ。
旧暦と新暦のズレが生んでる
ある種の違和感ですが
もう「5月の清々しい晴れ」で
良い気がしますが如何でしょうか?
今日、明日はこれから気温が上がって
太平洋側では《夏日》に
日本海側、特に山陰地方では
30℃超えの《真夏日》予報も出ています。
夏場に日本海側の地域で
気温が高くなるのは
太平洋の高気圧から
日本海側の低気圧に向かって
熱く湿った空気が、日本列島を通過する際に
中央の山岳地帯で
フェーン現象が発生している場合が
多くあります。
《フェーン現象》、天気予報などで
たまに聞きますが
実際、どんな現象なのか
ご存じでしょうか?
今日、土曜日の

“家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編”

~暮らしの快適のための温熱”いろはの”~

 

第7回は

【フェーン現象ってどんなこと?】

 

ということで勉強してみましょう。

 

 

気象庁の子ども向けサイト

『はれるんランド』のQ&Aに

とても分かり易い解説があるので

 

そちらを基に

勉強してみたいと思います。

 

 

『フェーン現象って何?』

 

 

気温25℃の風が標高2000mの山を越える際、

1000mの高さから雲ができはじめたとします。

 

 

1000mまでは、気温は100m上る毎に

約1℃下がるので、標高1000mでは

気温15℃迄下がります。

 

1000mより上で、雲ができてからは

水蒸気が水になる際に空気を暖める(凝縮熱)ために

気温は100m上る毎に、約0.5℃しか下がりません。

(この値は気温や気圧で多少変わります)

つまり、2000mの山頂での気温は

標高1000mより5℃低い10℃になります。

 

 

雲になった水がすべて雨になって

山を越えないとすると、

 

風が山を越えて下りるときには雲がないので、

気温は100m下りる毎に約1℃上がり、

 

2000m下がった平地に降りて来た風は

20℃ほど温度が上がり

山頂の気温10℃+20℃=30℃になります。

 

山を越える前と後では

30℃-25℃=5℃

ほど気温が上がる、ということになります。

 

このように、風が流れる際の高低差と

空気が含む水蒸気の量の関係で

気温差が生まれるのが《フェーン現象》です。

 

ただ、気温は高くなりますが

水蒸気量は減りますので、

 

湿度が下がって

温度差ほど暑さを感じることは

ないかもしれません。

 

 

 

 

極端に言えば

ドライサウナの90℃は我慢できても

スチームサウナの70℃には

とても耐えられないですよね。

 

水蒸気は、潜熱という

空気温度に現れない

熱エネルギーを含んでいて

 

状態が変わる(水蒸気から水への結露)際に

凝縮熱として周囲を暖めます。

 

スチームサウナでは

水蒸気が肌に触れて結露するときに

 

そこで潜熱が凝縮熱として発生するため

室温以上に暑く感じるということです。

 

 

 

室内の温熱環境においても

快適性は、

室温ばかりではなく

湿度(水蒸気量)の影響もとても大きいので

 

より身近に感じてもらうために

フェーン現象を題材に

水蒸気量や潜熱、凝縮熱について

勉強してみました。

 

 

 

今日は、

‟【フェーン現象ってどんなこと?】家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第7回”

というテーマで

温熱環境の快適性の

大きな要素である水蒸気について

フェーン現象をもとに

考えてみました。

 

 

すべての経験を誇らしく感じ

思わず自慢したくなる

『家づくりヒストリー』を

提供し続ける

 

あなたにとっての

“オンリーワン・ビルダー”です。

 

 

これからも、住まいに関わる

さまざまな話題をはじめ

蓮見工務店、わたしについても

情報提供したいと思います。

 

 

 

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にも、さまざまな情報を載せていますので

参考にしていただければ幸いです。

 

このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を

『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。

ご希望の方は、是非ご相談ください。

 

また、耐震構造に関しても

『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。

 

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