【”公共民”としての正しい家づくりを考える】蓮見工務店の存在意義を考えるブログ 第13弾

奈良県東吉野村に開かれた私設図書館『ルチャ リブロ』。パブリックとはなにか?優しく問いかけます。

 

 

いつも読んでいただいて

ありがとうございます。

 

 

埼玉県北本市で

『学んで楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”

 

蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

 

こんなお家つくってます。

北本市  K邸 ニッチ飾り棚(2018年竣工)

 

 

≪30年後も、しみじみ

「良い家だ」と思える家づくり≫

 

を味わって貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が577回目です。

 

 

最近、良くいくドラッグストアで

少し気になる光景に出くわすことが

度々あります。

 

歳を召したお客さんが

ちょっとのことで腹を立て

大声で店員を怒鳴ったり

 

後ろに他のお客さんが

並んで待っているのも気にせず

ネチネチと文句を言っている。

 

 

果たして、いい歳をした大人が

 

そんなに怒りの感情を表に出し

店員を叱責しなければならない事態か

 

周りの人に迷惑をかけ、

イヤな想いを味わわせても

やむを得ないことなのか

 

どう考えても、

そうでは無いように見えるのです。

 

 

多くの人々が利用する

公共の場での

《あるべき振舞い方》について

考えさせられる光景です。

 

 

さて、今日の話題は

朝日新聞朝刊『天声人語』から

 

~パブリックとはいかなるものか~

についてのお話を

ご紹介したいと思います。

 

 

 

 

川のせせらぎを聞きながら、

小さな橋を渡る。

 

泥濘(ぬかるみ)とコケの道を進み、

杉林を抜けると、

そこに「ルチャ・リブロ」はあった。

 

 

 

奈良県の東吉野村に移住した

青木海青子さんたち夫婦が、

自宅の古民家で蔵書を貸し出している

私設の図書館である。

 

青木さんの著書『不完全な司書』に綴られた

図書館とは何か、

パブリックとはいかなるものか

とう文章にひかれたのが訪ねたきっかけ。

 

 

図書館に入る時、来訪者の多くは迷うそう

靴はどこで脱ぐのかなと。

 

でも、あえて注意書きはしない。

「尋ねてもらえばいいし、

何か考えてほしいと思うのですよね」。

青木さんはやさしく言った。

 

 

禁止行為を記した看板が

大量に立ちならんだ公園や

 

駅で連呼される

「ご注意ください」の構内放送が頭に浮かぶ。

 

必要であっても、

管理する側の論理ばかりが前面に出れば、

窮屈で、居心地が悪くてたまらない。

 

 

本来、公共の場とは、もっと対話があって

利用者たちが自ら考え、

関わることができる空間ではなかったのか。

 

「何だか、パブリックが

やせ細ってきている感覚がないですか」。

 

青木さんの問いかけである。

 

 

 

※一部、中略させいただいています。

 

 

《公共の場とは、利用者が自ら考え

関わることの出来る空間》

 

これ、とても大切な視点だと思います。

 

 

人まかせで、自ら考えようとしないから

なにか不具合が起きた時に

 

《誰かを責める》という方向に行きがちで

《自らの責任を省みない》のでしょう。

 

そんなのって、『パブリック』の一員

としての自覚が欠如してるとしか

思えないのですが、いかがでしょう。

 

 

《家づくり》は

いたってパーソナルなものと捉えがちですが

実は、パブリック的な要素も

かなりあるものです。

 

《街並み》や《景観》をはじめ

《ライフライン》とか《災害時対応》などは

まさに、パブリックといえるでしょう。

 

 

もう少し細かく見ていくと

隣家の窓と位置を適切にズラす

とか、

エアコンの室外機や給湯器の

設置位置を工夫する

なんてことも

 

そこに長く暮らす以上、

設計者任せにせず

自らも考え、選択すべき項目である

といえます。

 

 

自ら考え、検討し、その選択に責任を持つ

《大人としての正しい振舞い》が

求められています。

 

 

 

毎週金曜日は

「蓮見工務店の存在意義を考える」

をテーマに書いていて

今日はその第13回目です。

 

 

《すべては”30年後もしみじみ

「良い家だ」と思う家族をふやすため》

 

蓮見工務店の具体的な取組について

住まいの《基本性能・耐震強度》にフォーカスして

お話させていただきます。

 

 

「住宅」のパブリックな責務として

災害への対策があります。

 

特に、大地震が発生した際に

倒壊した建物が、避難経路を塞いでしまう

ということが

 

先の『能登半島地震』をはじめ

過去の震災において頻発しています。

 

 

 

大地震と共に発生する

津波や大火災の避難経路が

 

1軒の住宅の倒壊で塞がれてしまったら

多くの人の犠牲を生んでしまします。

 

 

許容応力度計算によって

耐震等級3の強度を確保すること

 

その性能を「30年後も」確保するために

《速度依存型》の制振装置を付加します。

 

速度依存型の特徴は

地震初期の建物の変形量が小さいうちから

制振効果を発揮する点です。

 

つまり、繰り返しの地震に対し

耐震要素を守ってくれる役割を

果たしてくれるのです。

 

 

そして、敷地のゆれ易さを実測する

《微動探査》の実施や

 

 

過去に発生した地震動データで

計画の建物を揺らすシミュレーションができる

《Wallstat》を検討すること。

 

考えうる対策をし尽くし

パブリックへの影響を最小限に留めること

 

このことが、家づくりにおける

《大人としての正しい振舞い》であり、

 

蓮見工務店が提供出来るサービス

ということになります。

 

 

 

 

今日は、

【”公共民”としての正しい家づくりを考える】蓮見工務店の存在意義を考えるブログ 第13弾

というテーマで

パブリックを支える人=公共民が

自ら考え、検討し、選択する

正しい家づくりのカタチを

考えてみました。

 

 

すべての経験を誇らしく感じ

思わず自慢したくなる

『家づくりヒストリー』を

提供し続ける

 

あなたにとっての

“オンリーワン・ビルダー”です。

 

 

これからも、住まいに関わる

さまざまな話題をはじめ

蓮見工務店、わたしについても

情報提供したいと思います。

 

 

 

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にも、さまざまな情報を載せていますので

参考にしていただければ幸いです。

 

このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を

『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。

ご希望の方は、是非ご相談ください。

 

また、耐震構造に関しても

『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。

 

‟楽しむ家づくり” のパートナー

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代表  蓮見幸男 (はすみゆきお)

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