【経験と勘は大切。それでも構造計算が必要な理由は?】 家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第10弾
☝日本列島は『地震活動期』に入ったと言われてます。
いつも読んでいただいて
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで楽しむ家づくり』を
お届けしている
“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
行田市 K邸 寝室(2020年竣工)
≪30年後も、しみじみ
「良い家だ」と思える家づくり≫
を味わって貰いたくて
毎日書いているブログの
今日が590回目です。
今日は、6月6日のゾロ目です。
しかも、令和6年。
そして今日目覚めたのは
午前6時6分。
なにか特別気持ちの良い
目覚めがあるかと思い
その時間にアラームをセットしたのですが
当然のことながら
特に何もない
いつもと同じ目覚めでした。
ググってみると
「梅の日」とか「飲み水の日」
それから「恐怖の日」なんて出てきて
あまり生活には関係なさそうです。
さて、毎週木曜日は
“家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編”
~家族の安全を守る構造”いろはのい”~
をテーマにブログを書いていて
今日はその10回目
【経験と勘は大切。それでも構造計算が必要な理由は?】
をおとどけします。
今回も参考にさせて貰うのは
こちらの本です。
取っ付き辛い「構造」のことを
凄く分かり易く
解説してくれていますので
良かったら手に取ってみて下さい。
建物に作用する荷重には
1.鉛直荷重(縦方向の荷重)
2.水平荷重(横方向の荷重)
があり
1.鉛直荷重には
①固定荷重
(建物そのものの重さ(自重))
②積載荷重
(人や家具などの重さ)
③積雪荷重
(屋根に積もる雪の重さ)
2.水平荷重には
①地震力
(地震の横揺れで建物を押す力)
②風圧力
(台風や突風などの建物を横から押す力)
があることも、
これまでのブログで勉強しました。
ここで、鉛直荷重と水平荷重に対する
《経験と勘》について考えてみましょう。
鉛直荷重は、常に作用している荷重で
とてもイメージしやすいものです。
何十棟も建てている大工さんなら
鉛直荷重に対する、その《経験と勘》は
かなり精度が高くて
構造計算をしなくても
安全性を導き出せるくらいの
素晴らしい能力だったりします。
一方で、地震や大風による水平荷重は
いつも経験しているようなものではなく
その強さは、
簡単にイメージできるものではありません。
つまり、何十棟も建てている大工さんでも
経験値はほどんどなく
《勘》を働かせることが困難なのです。
実際に、建物が壊れる原因で
自重が重すぎたとか
モノや人が入り過ぎたとか
積雪でつぶれた
なんてことは、殆ど聞かないかと思います。
倒壊の原因は九分九厘
地震や台風などの水平荷重です。
この《経験と勘》を働かない
水平荷重への安全性の確認が出来るのが
《構造計算》なのです。
☝「構造塾」の佐藤実さん、大工さんの《経験と勘》を評価しつつ、構造計算の必要性を伝えています。
日本列島は
「地震活動期に入った」と言われています。
わたしがスマホに入れている
『強震モニタ』というアプリでも
ほぼ毎日、日本のどこかで
震度3以上の地震が発生しています。
お住まいを新築やリフォームする際には
構造計算や耐震診断が出来る
工務店や設計事務所を選んでください。
そして、新築の場合は
「許容応力度計算による”耐震等級3”」
リフォームの場合は
「”Iw値≧1.5”の耐震改修」
をお願いしてみて下さい。
決して《経験と勘》で
工事することの無いようにお願いいたします。
今日は、
‟【経験と勘は大切。それでも構造計算が必要な理由は?】
家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第10弾”
というテーマで
建物に作用する荷重のうち
《経験と勘》だけでは
安全が確認できない
水平荷重について勉強してみました。
すべての経験を誇らしく感じ
思わず自慢したくなる
『家づくりヒストリー』を
提供し続ける
あなたにとっての
“オンリーワン・ビルダー”です。
これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
蓮見工務店、わたしについても
情報提供したいと思います。
ホームページ
インスタグラム
にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
‟楽しむ家づくり” のパートナー
株式会社 蓮見工務店
代表 蓮見幸男 (はすみゆきお)
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