【地元で住み継ぐということ】 家づくりを『学ぶ』ブログ・フリーテーマ 第10回
☝震災から半年が経ちました。被災地の復旧、復興は未だ道半ばです。
いつも読んでいただいて
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで楽しむ家づくり』を
お届けしている
“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
☝こんなお家つくってます。
久喜市 Y邸 外観 (2016年竣工)
≪30年後も、しみじみ
「良い家だ」と思える家づくり≫
を味わって貰いたくて
毎日書いているブログの
今日が612回目です。
先日の新聞に
わたしの地元、北本市の
『デーノタメ遺跡』が
国指定史跡に指定するよう
答申されたという記事をみました。
縄文時代中期~後期(約5000~3800年前)の
関東最大級の環状集落と水場の遺跡で
漆塗りの土器やクルミの殻などが
泥炭層に閉じ込められていたおかげで
多数出土しており
当時の暮らしを伝える
極めて貴重な遺構として
今後の調査・研究に
非常に大きな成果が期待されます。
5000年間という
悠久の時間を、この地で住み継いだ
わたしの先祖にあたる人々の遺跡
だと思うと
なんだかとてもワクワクします。
さて、毎週月曜日は
テーマを限らずに
家づくりについてのお役立ち情報を
おおくりしています。
“家づくりを『学ぶ』ブログ・フリーテーマ”
~ちょっと役立つ「住まいの小ネタ」~
第10回【地元で住み継ぐということ】
というお話です
今日で、震災から半年を迎えます。
テレビ番組などでも伝えらえていますが
半年経って、漸く本格的な復旧が
始まったという状況です。
これから、復興となると
超えなければならないハードルが
幾つもあるようです。
その一つが、住まいの再建です。
もともと高齢化が進んでいる地域で
経済的にも、新たな建て替えの負担は
かなり厳しいのです。
仮設住宅に移った被災者の多くは
今後、公共住宅への入居を希望される
ということになりそうです。
自治体でも、そのことを視野に入れ
恒久住宅の準備へと舵を切り始めました。
残念ながら、長く育ててきた
地域のコミュニティーは
一旦解体されることになるのでしょう。
それと、
「みなし仮設住宅」に移った被災者を
どう呼び戻すか、ということも
被災地にとっては
大きな課題となっています。
「みなし仮設住宅」とは
自治体が民間の賃貸住宅を借り上げ
被災者に斡旋するもので
金沢市などの県南地域や
北陸3県、新潟県に
3800世帯ほどが利用しています。
「みなし仮設住宅」は
東日本大震災の時に
本格的に導入されましたが
被災者がそのまま移住してしまい
被災地の人口流出問題の
一因になっているようです。
誰も、好きこのんで
生まれ故郷を離れる人はいないでしょう。
なにかの事情を抱えて
後ろ髪を引かれる思いで
それまで紡いできた地元との縁を断ち切る
という方も多い筈です。
ならばせめて、
工務店である私たちが出来ることは
自分の住まいが気に入らなくて
離れる人を無くし
この家が大好きで、ずっと住み継ぎたい
そう思う人を増やす
なのだと思います。
5000年は妄想だとしても
自分の子孫が、
同じようにこの地を愛し
住み継いでいってくれるのを想像すると
とても嬉しい気分になるものですね。
地元で生まれ育ち
その家を住み継いていくこと
そうした価値感に応えられる住まいを
建てさせていただきたいと思います。
今日は、
‟【地元で住み継ぐということ】
家づくりを『学ぶ』ブログ・フリーテーマ 第10回”
~ちょっと役立つ「住まいの小ネタ」~
として
震災から半年が経ち
復興に欠かせない
被災者が戻ってくることの
大切さと難しさについて
考えてみました。
すべての経験を誇らしく感じ
思わず自慢したくなる
『家づくりヒストリー』を
提供し続ける
あなたにとっての
“オンリーワン・ビルダー”です。
これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
蓮見工務店、わたしについても
情報提供したいと思います。
ホームページ
インスタグラム
にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
‟楽しむ家づくり” のパートナー
株式会社 蓮見工務店
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