【地震発生から200日、能登半島の今と「学ぶ」べき教訓】 家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第14弾

地震から200日、各地で懸命な復旧作業が進められています。

 

 

いつも読んでいただいて

ありがとうございます。

 

 

埼玉県北本市で

『学んで楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”

 

蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

 

 

こんなお店つくってます。

 

北本市  茶房『茶々楽』 外観(2000年竣工)

 

 

 

≪30年後も、しみじみ

「良い家だ」と思える家づくり≫

 

を味わって貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が629回目です。

 

 

梅雨が明けましたね。

いよいよ、夏本番の暑さ到来です。

 

予てよりの予報通り

平年より1日、昨年より4日早くの

梅雨明けでした。

 

 

こう暑いと体もバテるということで

今年も行って来ました。

 

南千住、回向院そばの

鰻の老舗『尾花』さんです。

 

開店前の、午後3時55分に

「本日の営業は終了しました」の

案内が立つほどの盛況です。

 

 

幸い、わたしの場合は

友人が午後2時半過ぎから

並んでくれていたので

 

絶品の「白焼き」と「鰻重」を

無事頂くことが出来ました。

 

暑い中、本当に感謝です。

 

 

 

 

さて、毎週木曜日は

 

“家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編”

~家族の安全を守る構造”いろはの”~

 

をテーマにブログを書いていて

 

今日はその14回目

【地震発生から200日、能登半島の今と「学ぶ」べきこと】

をおとどけします。

 

 

気が付くと

あの元日の地震から

200日が経ったのですね。

 

被災者の方にとっては

200回もの

不安と恐怖の夜があったということ

でもあるのです。

 

国土交通省が

毎月WEB上で、被害状況等詳報しています。

 

https://www.mlit.go.jp/common/001751574.pdf

 

6月末(25日)時点で

 

・死者:260名

・負傷者:1,323名

・避難者:

(最大)51,605名

(現在)2,288名

・停電:

(最大)40,000戸

(現在)基本的にすべて復旧

・断水:

(最大)137,000戸

(現在)多くの地域で復旧

・建物被害:

(全壊)8,408戸

(半壊)21,296戸

(一部損壊)96,247戸

 

と報告されています。

 

 

これからは、どれだけ

復興の速度を上げられるか

ということがテーマになりますね。

 

 

一方、わたしたち建築に携わる者が

注目しなければならないのが

 

この震災からの「教訓」です。

 

 

私たちは、過去の大きな地震の被害から

必ず、次へ生かすべき「教訓」を得てきました。

 

1995年の「阪神・淡路大震災」からは

・耐力壁のバランスの良い配置

・構造部材(土台・柱・梁)の接合部強度の確保

 

 

 

2011年の「東日本大震災」では

・津波対策(居住地の選定)

・建物個別のキラーパルスの存在

 

 

2016年の「熊本地震」では

・震度7の地震が立て続けに2度発生

・耐震等級3の優位性

 

 

2018年の「大阪北部地震」

・建築基準法の規定を満たしていない

コンクリートブロック塀の問題と対策

 

 

 

では「能登半島地震」では

なにを『教訓』とすべきなのでしょうか?

 

これは、これから詳細な調査結果が出ることで

ある一定方向の「知見」が示され

 

わたしたち業界人は、それを基に

より「安全な家づくり」に活かしていくことに

なるのだとは思います。

 

 

ただ現時点で、わたしが感じていることは

 

・近いエリアでも、地震動の伝え方に

大きな違いが出ることが明らかなことから

予めその地盤の特性が分かる「微動探査」を

設計に採り入れることが有効。

 

 

・津波や液状化など、前もって判っているリスクは

さけるべきである。

 

・木造住宅は、度重なる地震で

耐震性能が低下している可能性を否定できない。

そのリスクを減らせる「制振装置」の導入や

既存住宅にも「微動探査」を活用し

耐震診断や耐震補強計画に活かすべきである

 

 

あたりのことは、今後確実に

議論の俎上にあがるものだと思います。

 

 

より安全で安心して暮らせる住まいの為に

「知ること」から

始めなければなりませんね。

 

 

 

今日は、

‟【地震発生から200日、能登半島の今と「学ぶ」べき教訓】

家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第14弾”

というテーマで

この震災から

得るべき『教訓』について

考えてみました。

 

 

すべての経験を誇らしく感じ

思わず自慢したくなる

『家づくりヒストリー』を

提供し続ける

 

あなたにとっての

“オンリーワン・ビルダー”です。

 

 

これからも、住まいに関わる

さまざまな話題をはじめ

蓮見工務店、わたしについても

情報提供したいと思います。

 

 

 

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にも、さまざまな情報を載せていますので

参考にしていただければ幸いです。

 

このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を

『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。

ご希望の方は、是非ご相談ください。

 

また、耐震構造に関しても

『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。

 

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