【「フラット35」実態調査 断熱材の厚み増す】 家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第17回
☝5年に一度の実態調査で、住宅の高性能化が見えてきました。
いつも読んでいただいて
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで楽しむ家づくり』を
お届けしている
“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
☝こんなお家つくってます。
北本市 S邸 2階ホール(2020年竣工)
≪30年後も、しみじみ
「良い家だ」と思える家づくり≫
を味わって貰いたくて
毎日書いているブログの
今日が638回目です。
早いもので、7月も最終の土曜日です。
今日もかなり暑くなりそうですが
予報によると
来週前半の熊谷では、
40℃超えの災害級の"熱さ"
(ここまで来ると暑さではなく)
になりそうなので、厳重警戒ですね。
さて、毎週土曜日は
“家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編”
~暮らしの快適を守る温熱環境”いろはのい”~
をテーマにブログを書いていて
今日はその17回目
【「フラット35」実態調査 断熱材の厚み増す】
をおとどけします。
全期間固定金利の住宅ローン
『フラット35』の運営母体である
住宅金融支援機構では
5年に一度、住宅の仕様について
調査・集計し、一般公開しています。
このほど、2023年度の調査結果が
「高性能・省エネ化の進展が仕様に反映」
として公表されました。
その内容について
具体的に見てみましょう。
①省エネ基準適合の確認方法
性能基準(省エネ計算)によるものが8割強で
簡便な、仕様基準は18.1%まで減少。
②壁断熱材の種類
グラスウールが47.4%と主流であるものの
より高性能な、硬質ウレタンフォームも
32.7%まで増加し、高性能化が見える。
③断熱材の厚さ
グラスウールで100㎜超が45.7%と、
約半数になり
全体の平均でも31.7%が100㎜超となっている。
④開口部枠の仕様
2007年度は8割を占めていた
アルミサッシが、20.2%まで減少し
アルミ・樹脂複合が39.4%
樹脂サッシが27.8%まで増えてきている。
⑤開口部ガラスの仕様
ほぼ全てが複合ガラスになっており
トリプルガラスも6.2%となりました。
そのほか、屋根の形状が
切妻と片流れが全体の7割以上を占め
特に切妻屋根が
40.7%から31.5%に減少したのに比して
片流れの屋根が
30.5%から41.5%まで増加しており
より多くの太陽光発電パネルを設置したい
というニーズに応えた結果
とみられます。
この傾向に関しては
わたし自身は、良いことだと思えません。
北側隣地の日射取得を犠牲にしますし
デザイン的にもあまり美しいとは
いえない場合が多いです。
そして、耐風圧的に
かなり負担が大きくなりますので
今後の台風の巨大化を考えると
マイナス面も大きいのではないかと
感じているのです。
昨今の、極端な気候変動により
地球温暖化への関心も高まり
2050年のカーボンニュートラルへの
対応としてとか
エネルギーの価格高騰への対策として
省エネ、創エネへの関心の高まり
そうしたことが、家づくりに
影響していることが
データとしても、確認できた
ということですね。
今日は、
‟【「フラット35」実態調査 断熱材の厚み増す】
家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第17回”
というテーマで
現時点の戸建て住宅の
断熱性能仕様について
見えてきたことを
勉強しました。
すべての経験を誇らしく感じ
思わず自慢したくなる
『家づくりヒストリー』を
提供し続ける
あなたにとっての
“オンリーワン・ビルダー”です。
これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
蓮見工務店、わたしについても
情報提供したいと思います。
ホームページ
インスタグラム
にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
‟楽しむ家づくり” のパートナー
株式会社 蓮見工務店
代表 蓮見幸男 (はすみゆきお)
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