【地球温暖化対策の特効薬!?ジオエンジニアリングとは】 家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第18回
☝地球温暖化で注目の『ジオエンジニアリング』は救世主か危険な賭けか？
いつも読んでいただいて
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで楽しむ家づくり』を
お届けしている
“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
☝こんなお家つくってます。
行田市 K邸 ウッドデッキ夕景（2020年竣工）
≪30年後も、しみじみ
「良い家だ」と思える家づくり≫
を味わって貰いたくて
毎日書いているブログの
今日が644回目です。
こう毎日、酷い暑さが続くと
かなり極端な意見も
受け入れたくなってきてしまいます。
その極端な意見とは
＂わざと空に「汚染物質」を撒いて
地球を強制冷却する＂
というものです。
松尾和也さんのFBに紹介されて
わたしも知ったもので
シカゴ大学の気象学者
デビット・キース氏が提唱する
『ジオエンジニアリング』
にまつわる研究です。
1991年に起きた
フィリピンのピナトゥボ噴火で
1700万トンもの二酸化硫黄が
成層圏に放出され
北半球の平均温度が0.5℃下がった
そうです。
その現象を逆手にとって
成層圏に二酸化硫黄を散布し
太陽光が遮られることで地球を冷却し
地球温暖化という気候変動の影響を
相殺しようというもの。
キース氏によれば
この技術で、今後100年間の
地球温暖化のペースを１℃鈍化出来れば
10年毎に数百万人の熱中症の犠牲者を
防ぐことが出来るそうです。
また、日射減少の影響や
大気汚染による健康被害の増加も
気候変動による弊害よりも
影響は軽微であると説いています。
一方で、このジオエンジニアリングの
考え方に対し
懐疑的、もしくは反対の意見を持つ
専門家も多いそうです。
代表的な意見は
・気象パターンの乱れによる、予測不能な悪影響
・大気汚染の健康被害
・一度始めたら、中止も引返しも出来ない危険性
そして、最大の懸念は
「ジオエンジニアリングをすれば、化石燃料の使用を
制限する必要がない」
という、モラルハザードの問題です。
ハーバード大学の大気科学者
フランク・コイチュ教授の言葉が象徴的です。
「ソーラー・ジオエンジニアリングは麻薬的です。
麻薬は対処療法で、原因療法ではありません。
副作用や依存症、禁断症状のリスクもあります。」
地球温暖化への取り組みは
やはり地道に
・炭素の回収
・太陽光の反射率の改善
・海洋や植物の炭素吸収能力の向上
そうした研究・実績を
少しでも前に進めること。
そして、われわれの生活の中で
・エネルギー使用量をなるべく減らす
・化石燃料以外の再生可能エネルギーを
増やしていくこと
ここが大切なのですね。
毎週土曜日は
“家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編”
～暮らしの快適を守る温熱環境”いろはのい”～
をテーマにブログを書いていて
今日はその18回目
【地球温暖化対策の特効薬!?ジオエンジニアリングとは】
をおとどけしました。
今日は、
‟【地球温暖化対策の特効薬!?ジオエンジニアリングとは】
家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第18回”
というテーマで
成層圏に二酸化硫黄を撒き
日射の侵入を制限することで
地球温暖化に対策出来るという
＂禁断の果実＂的な気候研究について
ご紹介しました。
すべての経験を誇らしく感じ
思わず自慢したくなる
『家づくりヒストリー』を
提供し続ける
あなたにとっての
“オンリーワン・ビルダー”です。
これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
蓮見工務店、わたしについても
情報提供したいと思います。
ホームページ
インスタグラム
にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
‟楽しむ家づくり” のパートナー
株式会社 蓮見工務店
代表 蓮見幸男 （はすみゆきお）
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