【冬に熱中症!それ、どういうこと?】 家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第31回
☝今日1月11日は《鏡開き》の日ですよ。
いつも読んでいただいて
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで楽しむ家づくり』を
お届けしている
“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
☝こんなお家つくってます。
鴻巣市 O邸 寝室(2012年竣工)
≪30年後も、しみじみ
「良い家だ」と思える家づくり≫
を味わって貰いたくて
毎日書いているブログの
今日が773回目です。
今日、1月11日は《鏡開き》
なんだそうです。
お正月に飾られた鏡餅を割って(切って)
家族の無病息災を願いながら
お雑煮やお汁粉にして食べる
という日なんだそうです。
わたしは子供の頃
剣道を習っていたんですね。
毎年、年明けのこの時期に
辛ーい「早朝の寒稽古」というのがあって
寒い道場に、稽古着一枚で
震えながら竹刀を振っていました。
2週間ほど続く寒稽古の締めに
この《鏡開き》があって
暖かくて甘いお汁粉が
本当に美味しく感じました。
今から50年以上前の
小学校低学年の頃のお話です。
今、やれと言われても
絶対無理ですね。
☝香川県剣道連盟さんの画像から
さて、毎週土曜日は
“家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編”
~暮らしの快適を守る温熱環境”いろはのい”~
をテーマにブログを書いていて
今日はその32回目
【冬に熱中症!それ、どういうこと?】
をおとどけします。
冬の浴室での事故といえば
真っ先に《ヒートショック》が
思い浮かびますよね。
暖かいリビングなどから
寒い脱衣室や浴室で衣服を脱ぐと
血圧が急上昇します。
そして、熱いお湯に浸かることで
今度は血管が拡張して
血圧の急降下の原因となります。
この、血圧の急激な変動が
血管にダメージを及ぼし
脳出血や血栓などの
深刻な健康被害に繋がるのです。
また、血圧の急降下は
失神の原因ともなり
浴室内での溺死や卒倒による
事故もあり、大変危険です。
ということは、良く知らていて
トイレや脱衣室、浴室の室温を上げる
浴槽の湯温をあまり上げ過ぎない
などの、ヒートショック対策を
TVやネットでも
見かけることが多いのではないでしょうか。
で、今日のテーマである
「冬の熱中症」なんですが
みなさん、この言葉を聞かれたことは
ありますか?
わたしは、
先月に起きた不幸な出来事
そう、中山美穂さんを襲った事故まで
まったく知りませんでした。
事故原因の正式な発表はありませんが
報道で、推測されていたのが
《冬の熱中症》によるものでした。
では、冬の熱中症とは如何なるものか?
チョット調べてみました。
熱中症といえば、夏をイメージが強く
「寒い冬になぜ?」
と思われる方が多いと思います。
熱中症とは、身体に熱がこもり
発汗の為に脱水となり
だるさや意識障害などの
身体に異常をきたすものです。
では、なぜ寒い冬に
熱中症になるのでしょうか?
空気が極度に乾燥状態になる冬は
皮膚や粘膜、呼吸から
水分が蒸発しやすくなります。
一方、体感温度が低いため
喉が渇きにくく、
また、身体が冷えるため
水分の摂取を控えがちとなります。
つまり冬は、脱水症状を引き起こし易い
条件が揃っているのです。
そして、寒さゆえの
長湯や高温の入浴で、血管が広がり
血圧が下降すると同時に
体温の上昇と脱水が絡まり
《浴室内熱中症》を発症して
気付かないうちに倒れてしまう
とか、
浴槽内で溺死してしまう
という流れなのです。
そんな怖い《冬の熱中症》を防ぐため
いくつかの対策をご紹介します。
①こまめな水分補給
1日1.5㍑を目安に、2~3時間毎に
水分を摂ること。
②朝食をしっかりと摂る
食事からの水分補給も体液量を保つ為に
必要不可欠です。
③長湯や高温での入浴を避ける
湯温は41℃以下にして、入浴時間も
20分以内を心掛ける。
④飲酒直後は入浴しない
飲酒によっても体液が失われ、脱水の
リスクが高まります。
⑤入浴前後には、しっかり水分補給
入浴前にコップ1杯の水を、入浴後は
汗で失われたミネラルを補給するため
スポーツドリンクを飲みましょう。
とっても寒いこの季節
なにげない暮らしの中に
思わぬ危険が潜んでいます。
しっかり対策して
《冬の熱中症》のリスクを
遠ざけましょう!
今日は、
‟【冬に熱中症!それ、どういうこと?】
家づくりを『学ぶ』ブログ・温熱編 第31回”
というテーマで
冬場に注意したい
《ヒートショック》と《冬の熱中症》の
お話でした。
すべての経験を誇らしく感じ
思わず自慢したくなる
『家づくりヒストリー』を
提供し続ける
あなたにとっての
“オンリーワン・ビルダー”です。
これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
蓮見工務店、わたしについても
情報提供したいと思います。
ホームページ
インスタグラム
にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
‟楽しむ家づくり” のパートナー
株式会社 蓮見工務店
代表 蓮見幸男 (はすみゆきお)
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