【《改正建築基準法》工務店の対応状況は?】 家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第27弾
☝業界の喫緊の課題、改正建築基準法への対策について。
いつも読んでいただいき
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで楽しむ家づくり』を
お届けしている
“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
☝こんなお家つくってます。
桶川市 T邸 玄関ホール吹抜(2016年竣工)
≪30年後も、しみじみ
「良い家だ」と思える家づくり≫
を味わって貰いたくて
毎日書いているブログの
今日が784回目です。
今日は、川越市で
今年最初の上棟でした。
比較的ゆったりとした敷地に
平屋建ての住宅です。
敷地が広いので
陽当りも十分期待できますし
軒の出も、1.3mほどあり
のびやかで上品な住まいになりそうです。
さて、毎週木曜日は
“家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編”
~家族の安全を守る構造”いろはのい”~
をテーマにブログを書いていて
今日はその27回目
【《改正建築基準法》工務店の対応状況は?】
をおとどけします。
今年の4月以降に『確認』を申請する
すべての物件が
改正建築基準法の対象となります。
今回の改正での目玉は
構造分野での
「4号特例の縮小」や「壁量計算の見直し」と
「省エネ基準適合義務化」です。
特に、住宅分野では
「4号特例の縮小」のインパクトが大きくて
今まで、確認申請で
構造については問われなかったため
最低限の壁量計算さえもしていない建物が
存在し得たのです。
4月からは確認の審査に
かなり時間がかかりそうだと言われてますが
耐力不足の建物が作られるより
よっぽど良いですよね。
この法改正に関して
業界紙の『新建ハウジング』が
ビルダーの対応状況をアンケートしてますので
ご紹介します。
まず、
「改正建築基準法(以下改正建基法)への
対応状況は」について
①既に対応済み 48.0%
②対応は進めているが問題や不安あり 44.9%
③まだ対応していない 7.1%
当社の場合は既に全棟許容応力度計算で
構造強度を確認しているので
改正建基法での確認申請も
特に新たな作業負担はありません。
次に、
「法改正後の混乱への対策・準備は」
①準備・検討している 54.5%
②準備・検討していない 45.5%
当社は、年間6棟限定ですので
大きな混乱は無いものと考えています。
ちなみに、対策の内容については
①顧客に遅延の可能性を説明 61.6%
②着工の前倒し(現基準で申請) 25.0%
③顧客と遅延の際の合意書取り交わし 20.4%
④完全着工 17.6%
⑤着工の延期 17.6%
⑥仕様規定で審査 13.3%
⑦その他 7.4%
さらに、
「構造計算(許容応力度計算等)を
行っているか?」では
①全棟で行っている 50.0%
②必要な案件(3階建等)のみ 36.9%
③壁量計算しか出来ない 13.1%
もう既に、半数のビルダーさんが
許容応力度計算等に対応済みなのですね。
ただ、構造計算を自社で内製化しているか
構造設計事務所に外注しているか
その違いが、今後の注目点になりそうです。
というのも、間取りや開口部
屋根の形などが変われば
構造強度も、影響を受けますので
構造計算を内製化し
何をどうすれば、
効率的な構造計画が出来るかという
ノウハウが蓄積できるからなのです。
この改正建基法に対し、前向きに取組み
より確かな安全性と、構造計画の効率化を
身につけていくことが
わたしたち工務店の
大切な役割といえます。
今日は、
‟【《改正建築基準法》工務店の対応状況は?】
家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第27弾”
というテーマで
今年4月に控える
建築基準法の改正で
特に大きな影響がありそうな
「四号特例縮小」について
工務店の対応状況を
ご紹介しました。
すべての経験を誇らしく感じ
思わず自慢したくなる
『家づくりヒストリー』を
提供し続ける
あなたにとっての
“オンリーワン・ビルダー”です。
これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
蓮見工務店、わたしについても
情報提供したいと思います。
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にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
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