【『津波』の怖さを、再確認します!】 家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第29弾
☝間もなく、あの日から14年になります。
いつも読んでいただいて
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで楽しむ家づくり』を
お届けしている
“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
☝こんなお家つくってます。
北本市 N邸 洗面脱衣室(2004年竣工)
≪30年後も、しみじみ
「良い家だ」と思える家づくり≫
を味わって貰いたくて
毎日書いているブログの
今日が814回目です。
今日は、断熱ジャーナリストで
『「断熱」が日本を救う』
~健康、経済、省エネの切り札~(集英社新書)
の著者、高橋真樹さんのご自宅にお邪魔し
断熱等級7の住宅を体感してきました。
奥様もいらっしゃって
以前のご自宅(木造賃貸住宅)との
快適性の違いなどについて
具にお話しくださったので
凄く参考になりました。
今日のことは、みなさんにも
いろいろお伝えしたいことがあるので
別の機会に、詳しくお話したいと思います。
それにしても、
予想はしておりましたが
やっぱり、2月は短く感じますね。
早いもので、今週末には
3月に突入です。
ここ数日は特に
連日とても暖かくて
春の到来を感じないわけにはいきません。
さて、毎週木曜日は
“家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編”
~家族の安全を守る構造”いろはのい”~
をテーマにブログを書いていて
今日はその29回目
【『津波』の怖さを、再確認します!】
をおとどけします。
3月といえば
私たちが忘れてはいけない"3.11"。
2011年3月11日に発生した
『東日本大震災』です。
マグニチュード9.0、最大震度7という
日本周辺における
観測史上最大の地震ですが
被害を大きくしたのが
東北地方の太平洋岸を襲った
『大津波』でした。
そこで今日は
"津波"について書いた
2024年5月16日のブログ
【津波の強さはどれくらい?】
をご紹介しようと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
“家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編”
~家族の安全を守る構造”いろはのい”~
の第8弾として
『水の力』の”いろはのい” をおとどけします。
今回も参考にさせて貰うのは こちらの本です。
取っ付き辛い「構造」のことを
凄く分かり易く
解説してくれていますので
良かったら手に取ってみて下さい。
これまで、建物に関わる
「地震」や「風」の”力”について
勉強してきました。
今日は「水」の”力”について
勉強してみたいと思います。
水の力とは、いわゆる水圧(水の圧力)で
水に押される力ということです。
建物の場合、影響があるのが
津波や大水などの
動水圧(動いている水の圧力)になります。
(H23国交省告示第1318号に規定アリ)
・津波の圧力(qz)の算定式 qz=ρg(ah-z)
ρ:水の単位体積重量(kN/㎥)
g:重力加速度(9.8m/s2)
a:水深係数(3)
h:津波浸水想定に定める水深(m)
※ハザードマップにより確認)
z:建物の各部の高さ(m)
まあ、一般の方が
この計算をすることは無いかと思います。
ザックリいうと
1mの津波が及ぼす水の圧力は
壁1㎡あたり約2㌧となります。
つまり、幅が10mの住宅であれば
20㌧という大きな力で押されている
というイメージをして貰えればと思います。
ちなみに、津波の速さについても
調べてみました。
津波の速さは、
水深×重力加速度の平方根です。
水深が1000mであれば
約100/秒(時速約360km)
水深が10mであれば
その1/10なので、秒速10mとなります。
さらに、津波の高さを調べると
水深が深い場所から浅い場所に移動すると
速度が遅くなる分
津波のエネルギーは、高さ方向に向かうそう。
津波の高さは
水深の4乗根に反比例するとのこと。
水深1000mの海で
高さ1mだった津波が
水深10mの場所に来ると
3.16mの高さの津波になるということです。
こんなことも知っていると
いざ津波!となった時に
自分のいる家のまわりが
どんな状況になるかも
ある程度想定が出来ますよね。
「災害そのものをなくす」ことに
自分が出来る範囲で努力すること
それでも起きてしまう災害に対し
予測し、対策を練っておくこと
こうしたことが、身近な人々の
大切な命を守ることに繋がるかと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ブログで書いておきながら
自分でも、細かいことを忘れて
しまいがちです。
なにかの機会に
こうして見直し再確認することが
「いざ」という時に
役立つ知識となる筈と思い
再度、紹介させていただきました。
今日は、
‟【『津波』の怖さを、再確認します!】
家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第29弾”
というテーマで
"3.11"を前に
津波への備えとして
基本的な知識を
再確認いたしました。
すべての経験を誇らしく感じ
思わず自慢したくなる
『家づくりヒストリー』を
提供し続ける
あなたにとっての
“オンリーワン・ビルダー”です。
これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
蓮見工務店、わたしについても
情報提供したいと思います。
ホームページ
インスタグラム
にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
‟楽しむ家づくり” のパートナー
株式会社 蓮見工務店
代表 蓮見幸男 (はすみゆきお)
〒364-0005
埼玉県北本市本宿6-31
048-591-2707
info@hasumi.jp