【ものごとの要諦は、やはり"バランス"】 「蓮見工務店の存在意義を考える」第39弾

『西洋の敗北』世界的ベストセラー。アマゾンで¥4,980

 

いつも読んでいただき

ありがとうございます。

 

埼玉県北本市で

『学んで楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”

 

蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

 

こんなお家つくってます。

北本市 N邸 中廊下(2004年竣工)

 

 

≪30年後も、しみじみ

「良い家だ」と思える家づくり≫

 

を味わって貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が815回目です。

 

 

第二期のトランプ政権が発足して

1ヶ月ほど経ちました。

 

矢継ぎ早に大統領令に署名し

目まぐるしく、世の中が

変化しようとしています。

 

気になるのが

ウクライナ情勢です。

 

少し前まで「世界の警察」を

自認していた

アメリカの最高責任者とは思えない

発言が相次ぎ

 

世界紛争さえも

あからさまにディールの対象とする

 

彼の「アメリカ・ファースト」に

少なからぬ不安を感じています。

 

 

フランスの人類学者で

昨年出版された『西洋の敗北』の著者

 

エマニュエル・トッドさんへの

興味深いインタビュー記事が

朝日新聞に載っていましたので

紹介いたします。

 

朝日新聞メルマガ[昼のニュースレター]2月26日版より

 

トッド氏の見解では

「ウクライナ侵攻」とは

事実上、ロシアと米国の戦争で

 

米国のロシアに対する

非常に屈辱的な敗北だとしています。

 

 

米国が主導した経済制裁が失敗し

ロシア経済が持ちこたえた一方

 

ロシアからの天然ガスが止まった

ドイツをはじめとする

欧州の同盟国が傷ついた。

 

 

また、アメリカが支援した

ウクライナによる

2023年の反転攻勢などの軍事作戦も

失敗したことで

 

いよいよ、大勢が見えてきたと。

 

 

その最大の原因は

米国が、ウクライナへの支援に有効な

武器などを供給できなくなって

しまっていたこと。

 

米国では、エンジニアになる若者が

ドイツや日本に比べ、非常に少なく

ロシアと比べてもずっと低い。

 

一方でロシアは、クリミア併合以来

経済制裁に備え

 

自国産業の復活や

独自の金融システムの体制づくりを

進めていた。

 

 

その国の社会基盤の強さを見るのに

『乳幼児の死亡率データ』があります。

 

乳幼児は、社会の中で

最も弱い存在であることから

 

その国の状態を評価する指標として

とても重要だと言われています。

 

ロシアは2000年以降

急速に改善し

2020年には、米国を抜いています。

 

ちなみに、日本は

世界で最も高水準な国の一つ

という位置をキープし続けています。

 

 

現在の米国の繁栄の主因は

世界的通貨である、

ドルを発行しているから。

 

むしろ、生産力・技術力は

中国をはじめ、他の国に依存している。

 

優秀な若者は、製造業以外の

より高収入が見込める分野へと流出し

 

製造業や労働力は空洞化し

他国への依存によって

支えられているという

 

「危うげな繁栄」といえるだ。

 

 

国としての、調えるべき

基本的なバランスが崩れた時

 

その繁栄は、砂上の楼閣のごとく

こともなげに崩れてしまうのかも知れません。

 

 

物事の要諦は、

やはり"バランス"です。

 

何かに「尖る」ことも大切ですが

 

ものごとは、多くの場合

何らかの形で「繋がっている」ものです。

 

細分化し、専門化している現代では

鳥瞰的な見地で俯瞰し

 

全体をバランスを調えながら

かたち作っていく

 

プロデューサー的な役割が

より重要になりそうです。

 

 

家づくりにおいても

同じようなことが言えます。

 

昔は、棟梁が大工をしながら

 

屋根を葺く瓦屋さん

壁を塗る左官屋さん

床を仕上げる畳屋さん

戸や襖を作る建具屋さん

 

などを纏め上げながら

一軒の家を仕上げたもの。

 

 

ところが、今では

電気屋さんや水道屋さん

塗装屋さん、基礎屋さん、e.t.c.

 

少なくとも20以上の協力業者さんと

30社以上のメーカーさんの製品が

1軒の住宅に入ることになります。

 

 

断熱性能の数値を良くするために

窓を極端に少なくしてしまうとか

 

高倍率の耐力壁や大きな梁成といった

「ちからわざ」の耐震等級3などは

 

決して、快適性や経済性で

バランスの取れた家づくりとは

いえないでしょう。

 

 

家づくりの全般に精通し

バランスを整える

 

プロデューサーとしての役割を果たすことも

蓮見工務店の存在意義で

 

その重要度は、今後一層増すはずで

日々、研鑽を積むように心掛けています。

 

その一環として、

9日の日曜日から1週間の予定で

 

欧州に視察に行って来ます。

 

 

今日は、

【ものごとの要諦は、やはり"バランス"】

「蓮見工務店の存在意義を考える」第39弾”

というテーマで

家づくりの中で

蓮見工務店が大切にしている

バランスを調えることついての

お話でした。

 

 

すべての経験を誇らしく感じ

思わず自慢したくなる

『家づくりヒストリー』を

提供し続ける

 

あなたにとっての

“オンリーワン・ビルダー”です。

 

 

これからも、住まいに関わる

さまざまな話題をはじめ

蓮見工務店、わたしについても

情報提供したいと思います。

 

 

 

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にも、さまざまな情報を載せていますので

参考にしていただければ幸いです。

 

このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を

『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。

ご希望の方は、是非ご相談ください。

 

また、耐震構造に関しても

『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。

 

‟楽しむ家づくり” のパートナー

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